「こごと」
これが

あの人が思っていることなんだ

少しだけわかった気がする

「０７年０３月３１日Saturday」
早々と１１時の電車で帰路につく。土曜日とはいえこの時間に高校生が乗っているわけがない。いろんな意味で悔しいのでふて寝する。
家に帰って賞味期限切れの食パンをかじる。でも生は心配なので２枚目は焼いた。一手間かけるだけで、全然味が違うのね。
それからジャージに着替え、どうするか考える。ただ家に居ると、帰ってきた母ちゃんに怒られそうなので、とりあえず居間と廊下と階段に掃除機をかける。台所はほうきをかけ、玄関も砂を掃きだす。
それが終わったら、こたつにもぐる。ラジオの電源はつきっ放し…久保田利信とクレバ、m-floが出ずっぱり…。昼寝をしようと思ったが寝られず。
１６時、居間から場所を変え自分の部屋へ。ようやく眠れたその直後、旅行に行った妹から電話。ウザかったので激しく切る。
１９時、再び居間へ。赤いきつねとひじきと米、という変な組み合わせの夕食。国文太一の番組を聞きながら大笑い。
２０時、風呂に入る。入る時間早すぎたかしら？

「０７年０３月３１日Saturday」
今日は休み…それがわかった瞬間、今までなんとも思わなかったカバンが、急に重く感じられた、肩が痛い…。
いつまでもそこに居るわけにもいかないので、もと来た道を駅まで引き返す。しくじった感で魂が半分くらい抜けている感じがする。白昼堂々制服姿の高校生が歩いているのは恥ずかしいので、マフラーの巻き方を変えてネクタイを隠す…こうすれば社会人に見えなくもない。

重いカバンを背負って駅へ到着。電車まで時間があったのでアティへ向かう…まだ早い時間なので、人もまばらだ。キャンドゥで消耗品を買い、タワレコへ。
タワレコもまだ空いている。新譜の棚にコブクロの「蕾」その隣にスカパラのベストアルバム。とりあえずスカパラを試聴してみる…これは来た、いい。他にもm-flo.とかミスチルとかいろいろいいのがそろってる。スカパラは欲しい、だけど前々から気になっているＥＬＴも捨てがたい。２枚いっぺんに買うと６千円の出費だしな、財布には２千円しかない。結局何も買わずに店を出る。

今日から１泊２日で家族旅行…とは言っても、私は行かないんだけど。病み上がりなのを理由に、ひとり留守番をする。
旅行先は静岡県の某有名遊園地。今回は父ちゃんの気合の入り方が違う。近くに住む親戚は下より、関東に住む親戚までを巻き込み行くとのこと。父ちゃんの友達がトヨタに勤めているので、トヨタレンタリースからバスを借りてきた。自ら２日間ハンドルを握るんだって…怖くて乗ってらんねぇ(笑)。っていうか行かないけど。早朝６時、私が夢の中にいるうちに、早々と出て行った。

そんな私はいつものように図書館に行くべく７時起床。焼いてあった魚で朝食を済ませ、いつもの電車に乗る。
郡山に着いて、コンビニでルーズリーフを調達し、一路図書館まで徒歩る。
そうして図書館の入口までやってきて思い出した。今日は３月３１日…月末休館日だったりして？見ると「本日月末休館日のため、図書館はお休みです」の立看板…あぁ、しくじった。本気でしくじった…うん。その場にしばらく立ち尽くす。

「こごと」
だってさ

怖いんだもん

「０７年０３月３０日Friday」
店を出て、バスで駅へ向かう。今日は珍しく「電車で帰ります」というＫ…ご苦労さん。
バスが来ないため、停留所でひたすら待つ。Ｋは車よりバイクだって、それは私の趣味じゃないからなぁ(笑)。私の夏場の接客の仕方は異常だって言われた…。
ようやくバスが来る。さらに話題は広がる。Ｋは生活に刺激が欲しいんだってね…まぁ頑張れ(笑)。

帰宅し、急いで飯を食う。金曜２０時といえば…レディオラボの時間ですよ。これは聞くしかない。
部屋で大音量でラジオをつけ、ひとり大笑い。笑いすぎで痰がからんでひとり寂しくむせる。それくらい面白いってことで。
毎週部屋で聞ける余裕があればなぁ(笑)。

「０７年０３月３０日Friday」
式も終わり、放課。教室で荷物の整理をしていると、担任が「ごみ捨て行ってきて」先生、最近私のことパシりすぎじゃないっすか？文句を言いつつ捨てに行く。
途中Ｈ君とすれ違う。「Ａ先生かＨ先生見なかった？」まだ数学の課題をもらっていないらしい…早くもらってきたほうが良さ気だよ？校内を走り回ったが見つけられなかったそうだ…ご苦労様。
音楽室ではＭ君がおにぎりを食いながらＮの発声練習につきあう…練習のない日まで、そんな熱心な。Ｈ君は疲れから干からびてる…。

そんな午後。私と後輩のＫとＡで学校近くのサイゼリヤへ行くことに。店に着くと、かなりの人。仕方がないので喫煙席で我慢…。
ランチタイムだったので、私はランチセット、Ｋは日替わりを注文。Ａは単品でドリア。そこからいろいろ語りだす。飯を食いながら、愚痴から恋バナまで…幅が広い、うん。ドリンクバーがあるので、そう簡単には帰らない。とは言うが飯を食った直後で、みんな眠い。
１５時過ぎ、おやつの時間にかこつけてさらにデザートを注文。私はティラミス、Ｋはいちごの何か、Ａはトリフアイス。今思えば…よく食うね…。ふと眼鏡を外した私の顔を見てＡが大爆笑…私の顔はそんんなに変ですか？(泣)
１７時過ぎ会計。結局店に居座ること３時間半…よく居座ったもんだ。今日は付き合ってくれてどうもでした。

今日は離任式ということもあり、課外の出席状況もけっこうよろしいようで。でも高校の離任式を放棄し、出身中学校の離任式へ向かう人も多々…大好きな先生が行くからって学校の行事を捨てるのは、いかがなものかと思うよ？私個人の意見ですが…。
１１時、体育館へ入場。卒業生もけっこうな人数が集まってきた。Ｋ先生の司会の下で、式は挙行された。
今回も異動・退職する先生はそれなりの人数がいる…美術Ｗ先生は退職。生徒会担当Ｍ先生はＮＧＯ法人の一員として海外へ。異動はＡ教頭、今年卒業生を送り出した先生２人、事務長さん、物理Ｉ先生、体育Ｔ先生、実験助手の先生、そうしてめでたく吸引免許を取得し新卒教員となるＨ先生とＫ先生…Ｔ先生とＩ先生とＫ先生には本当にお世話になった。Ｉ先生が課外に来なかった理由は、そういうことだったのか。
校長に紹介され、ひとりずつ言葉をいただく。Ｗ先生「君たちは宝石の原石だ。磨きなさい」卒業生を送り出した先生２人「夢は願わなければ叶わない。頑張れ！」Ａ教頭「人との出会いを大事にしてください」実験助手の先生「この状況にいるとわからないだろうけど、この学校は設備に恵まれてるんだから。実験をやらされていると思わずに、自ら進んでやってください！」Ｈ先生「初めての経験ばかりで。授業では先生・生徒のみなさんに救われました」どの先生の言葉にも重みがあった。
Ｔ先生は、文化祭のときに購買部としてさんざんお世話になった。感謝しなければ…。「この学校で、楽しく生徒と触れ合えました。ありがとう」挨拶がサバサバしていたのは、涙をこらえていたから？とりあえずお世話になりました！
Ｉ先生「今どき、きちんと教科書とノートを広げ、やる気に満ち溢れている…こんな学校、まだあったんだと思いましたね」先生の物理、それなりに面白かったですよ。そんなＩ先生「今年もセリーグ開幕しましたね。○○高校と阪神を応援しています」最後まで滑ってくれますね(笑)。
そうしてお待ちかね、Ｋ先生。みんなの注目が一斉に集まる。「私で最後なので、顔をあげて聞いてください」そんな彼は簡潔に３つの事柄を話した。「挨拶ができるようになること。自分の気持ちを素直に声に出してください。時間を守ってください。これから社会に出て、信用されるから。そして自分で体調管理をする。健康じゃないと何もできないから」簡単な言葉の中にも、伝わってくるものがあった。彼の言いたいことはよくわかった。先生の授業が楽しかった。生活面でも迷惑かけまくりだった…ごめんなさい。そんな先生「この学校で出会った人たちの健康をお祈りいたいます。この学校での思い出を胸に去ります。さようなら」感動した。みれば、前に並んでいたＭさんが、涙していた…それだけ、思い出があるんだよね。
最後は花束を贈呈し、盛大に送り出した…いつかまた、会えるといいなぁ。

「こごと」
終わったことを悔やんでも仕方ないけど…

あんなこと、しなければよかった。

「０７年０３月２９日Thursday」
どう考えても、今の自分がおかしい…そう思えてならない。
何もかもが馬鹿馬鹿しく思えて、嫌になって、かつどうでもよくなってきて…。春休みだっていうのに学校に来て授業を受けること、放課後残ってわざわざ課題をやること、通学のために電車バスに乗ること、その車内でテキストを開くこと、掃除をすること、食べること、寝ること、そうして周囲の人と会話をすることに至るまで、今の自分の生活に、なにかこういきどおりを感じる。それも今日いきなり、突然そう思うようになった。今の自分にどんな意味があるのかないのか、だいたい今ここにそういう形で存在しているのはなぜか？本当に自分なんかがいていいのか？等々。
いろいろ考えてるうちに、自分の中身が全部抜けていくような気がしてきて…無になりそうな。だめだだめだ。

今の私。かなり曲がってる気がする。正直じゃない。駄目だ駄目だ。
…なんかキレそう。