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輝く瞳と素敵な笑顔

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  • from: 岐阜のすーさん

    2012年11月29日 04時51分47秒

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    いじめや差別の芽を作っているのは、誰?

    私たちは、子どもを健やかに育てたいと願って日々の指導を行っています。
    素晴らしいと思うことは、どんどん褒め、至らないと思うと叱ったり、諭したりしながら、あるべき姿へと導くように指導します。

    集団の中でこの取り組みをしたとき、指導を受ける子どもたちがすべて、意に添った思いをもつかと言えば、そうとばかり言えません。
    人が褒められる姿を見たとき、「うらやましいな。」「何であの子が?」「なぜ、私は認められないの?」「私を見て!」などと思う子どもがいたとしたら、褒めることが罪になってしまいます。

    それならば、全体の前で褒めない方が良いかと言えば、そうではありません。

    目指す方向が明確にならなければ、子どもは目指そうとはしません。
    それでは、何が問題なのでしょう。

    素直に相手の良さを認め、一緒に賞賛できないその子の問題だと言ってもこの問題の解決にはなりません。

    誰もが安心・安全を求めています。そして、誰もが承認されたいと思っています。

    このことを前提にして、子どもを育てているかがとても重要だと思います。

    いじめや差別は、安心・安全や承認が欠けているために歪な形で、自分の安心・安全や承認を作り出そうとしているところから生まれます。

    いじめや差別の裏には、相手との違いを作り、自分を優位にしたいという思いがあります。

    この違いを生み出すことに教師が荷担しているとは思いませんか?

    よい事をした子を褒めることは、その子と他の子の違いを浮き彫りにします。
    逆もあります。悪い事をした子を叱ることは、その子と他の子の違いを浮き彫りにします。

    子どもは、教師から認められる安全は方を選ぼうとします。もしも、いくら頑張っても認められないとすれば、教師から認められることを放棄します。
    教師のそばにいるとだめな自分が浮き彫りにされ、安心・安全は確保できないからです。

    そうなると教師から離れたり、教師に近い仲間と対立したりする道を選びます。それが自分を活かすことになるからです。

    「みんな違っていい。」と言いながら、認められるのは、よい事をする子どもだけです。

    教師が区別していることが子どもには差別となって映るとすれば、差別の芽を教師が作っていると考えることができます。

    教師自身が心から「どの子も価値ある存在だ。」「どの子も独特で素晴らしい。」という思いをもち、その思いに合った行動を取らない限り、差別やいじめの芽を作っていると言わざるを得ません。
    認められない自分があるから、許せないと思うのです。逃げたくなるのです。反発したくなるのです。ごまかそうとするのです。

    どの子も平等に認められる機会があり、どの子も「私は認められている。」という感触を日々味わっているとすれば、他人が褒められても自分を卑下したり、相手を嫉妬したりすることは少なくなるはずです。

    教師が価値観に焦点を当てているうちは、子どもは、その価値観に照らし合わせて、人を区別します。そして、差別につなぐ子も出てきます。

    価値観ではなく、その子の存在に焦点を当てることが重要です。

    褒めている時に褒められる子だけでなく、褒められない子にも目を向けられることが存在に焦点が当たっていることになります。

    褒められない子への配慮を考えた褒め方ができる教師になります。
    これは、叱ることにおいても同じです。

    誰もがよさと可能性をもっています。そのよさを紹介しただけなのです。
    「そうだね。あなたにもちゃんと良さがあるよ。」
    そして、叱った時
    「そうだね。誰にも可能性があるね。その可能性を信じて、あなたの頑張りを期待したから叱ったんだよ。あなただけではない。誰にでもあることだから、落ち込まないでいいよ。」
    などと他と比べて自分が優れているとか劣っているとかと感じないように人にはよさと可能性があるということを伝え、子どもの心に闇を作らないように配慮することができます。

    誰もが素晴らしいよさと可能性をもっています。

    このよさと可能性を信じて私たちは、日々指導をしているのです。そして、このことをどの子にも知らせたいのです。

    つまり、価値観を子どもの押しつけるのではなく、よさと可能性に焦点を当てながら、「人は、皆同じだ。」ということを伝え続ける必要があります。

    誰でもが、素敵な存在なのです。
    社会の中で誰もがよりよく生きたいと願っています。
    誰もがです。

    ただ、環境や状態が異なるために様々な姿となって現れているだけなのです。

    子どもは、自分が置かれた環境の中で精一杯自分の能力を発揮し、自分を活かそうと必死で生きています。

    「もし、今、子どもが置かれている立場に立つことができたとしたら、やっぱり同じように自分も子どもと同じように振る舞うかもしれないな。」と思うことができたら、きっと子どもは、「先生は、私を認めてくれている。」と思うでしょう。

    どの子も必死で生きています。自分を生かそうと必死なのです。
    私たち以上に世の中の事は知りません。だから、必死なのです。知らないことが多くて、無意識は、危険なことばかりが目につくのです。

    「いいえ、安心していいよ。みんな同じだよ。」

    子どもを褒める時、叱る時、自分の感情の赴くまま、子どもに接していることはないでしょうか。

    本当に一人の素晴らしい価値ある存在として子どもに接しているでしょうか。

    私自身も、まだまだ至らないことが多いと感じる今日この頃です。

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  • from: 岐阜のすーさん

    2012年11月12日 05時06分46秒

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    意識はどこに

     私たちは、学校という組織の中で生きています。目の前の子どもを育てるために目標を立て、目標の実現のために日々、子どもたちと関わっています。  この目指す方向(ゴール)が教師の意識の違いによって育ち方が変わってきます。
     これを、意識レベルで説明することができます。
    家庭学習を例に考えてみます。
     ①目の前の目標に意識が向いている時・・・ミクロレベル   宿題をしたかどうかを問題にする。
     ②学校教育に意識が向いている時・・・・・マクロレベル   学力が身に付くかどうかを問題にする。
     ③その子の人生に意識が向いている時・・・メタレベル   生涯学習につながるかどうかを問題にする。
     この意識レベルの違いが対応の違いになります。
    宿題を忘れた子に対して ①「忘れないでね。宿題はやらなきゃだめだよ。」 ②「勉強は、繰り返しが大事だよ。だからおうちでも勉強してね。」 ③「何事も振り返りが大事だよ。できることが増えると楽しいよ。」
     教師の意識の違いが言動の違いとなって現れます。
     宿題だけではありません。 すべての言動の源がこの意識レベルによって決まります。
     目の前の目標にこだわりすぎると、視野が狭くなります。 少し長い目で見てみると、視野が広がってきます。
     これは、日頃の自分の生活と同じです。
     どこを目指して日々の生活をしているのかがとても重要だということになります。
     教師としての自分は、目の前の子どもたちの幸せを願うのは当然ですが、それだけでいいのでしょうか。
     もっと先に教師としての自分の夢があるはずです。
     それを思えば、今の苦労は苦労でなくなるかもしれません。
     人は価値あると思ったことに動きます。  物事に価値を付けます。それが意味づけです。
     目標はまさにその意味づけそのものです。
     意識レベルを①ミクロレベル②マクロレベル③メタレベルのどのレベルに置いて見つめることが多い自分なのでしょう。
     生きる意味さえも、意識レベルで決まってしまいます。
     人として生きる自分、教師として生きる自分・・・・様々なレベルで自分を見つめることができます。
     目の前にいる子どもたちの将来を築くための手助けをする私たちです。子どもたちが夢を語ることができるのは、まさに私たちが夢を語る私たちでなければなりません。

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