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  • from: 岐阜のすーさん

    2013年11月03日 03時55分00秒

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    こだわりの強さ

    私たち教師は、子どもを育てることが仕事です。子どもを育てるには、それなりのこだわりが必要です。
    例えば、聞く姿勢を育てたいというとき、どんな指導をするのでしょう。
    きっと、話し手を見ること(体の向き、姿勢、目を見て等)や話の内容の捉え(うなずき、話した内容への反応、話した内容の利用等)、仲間への働きかけ(一緒に聞く仲間としての注意や手助け等)などの内容を指導することでしょう。
    このような指導する内容を知らないために、聞く姿勢を育てることができないと考えている人もいます。
    知らないために指導できないということは、かなり痛手です。
    でも、初めからこれらの内容を理解している教師はいません。うまく育たないという体験を通して、次第にうまくなっていくという流れが普通です。これが教師の仕事が職人技だといわれる理由です。
    特に若い頃は無我夢中で子どもと対峙しています。ですから、指導する内容や手順がはっきりしていないため、時間がかかることになります。
    ただ、整理されていなくても聞く姿勢の指導がうまい若手の教員もいます。彼らは、感覚的にわかっているということです。
    経験年数だけでは、片づけられないのがこの指導内容です。
    ただし、指導内容が不十分だと聞く姿勢が育たないかと言えばそれは違います。
    少ない内容であっても、徹底することで次第に子ども自身が内容をつかむことがあるからです。
    この徹底がとても重要なポイントです。
    つまり、一つ一つの指導内容へのこだわりです。
    このこだわりが子どもの質を変えていく原動力になります。
    10人のうち、何人ができれば指導したと考えるのでしょう。
    また、できた人一人一人が何回できれば、指導したと考えるのでしょう。
    ここがこだわりになります。
    そして、この教師のこだわりが子どもの心に通じていた時に子どもが変化していきます。
    教師が「指導したから、あとは子どもの問題だ。」などと言っても子どもが変わらなければ、指導したことにはなりません。
    また、子どもの学習の自立から考えると、指導しなくてもできる状態になるまで指導した時に、初めて「指導した。」と言えます。
    ですから、教師が指導しても子どもが変わらなければ、指導へのこだわりが弱いと考えるとよいでしょう。
    それでは、具体的に1時間の授業で何回子どもに聞く姿勢についての指導をすれば、こだわったことになるのでしょう。
    1年間を通して考えると、年度初めはかなり多くなります。
    一人発言したら、即指導します。その時、叱るよりも褒める指導の方が効果的です。(叱られると萎縮し、指導内容を広げることができません。つまり、指導したこと以外の指導内容を子ども自身が表現しづらくなります。)
    ここに先ほど話した「何人できているのか。」「一人が何回できるのか。」がこだわりになります。
    11月のこの時期にそれを始めるならば、今まで身につけた癖を変えながら、聞く指導することになり、今まで以上の苦労が必要になります。
    ここには、教師の熱い思いを加えながらの指導でないと、子どもの心に伝わっていきません。聞く姿勢がよくなる仲間も増えません。
    こだわりは、厳しさにつながります。例外を許さない厳しさが必要になります。
    これは、叱ることではなく、逃さないことです。
    見逃しても厳しさは伝わりません。やり残しても厳しさは伝わりません。気を緩めると伝わりません。
    適度な緊張感の中でこそ、伝わっていきます。それは、教師自身が醸し出している聞く姿勢へのこだわりの緊張感が子どもに伝わるのです。
    ですから、子どもの反応に緊張感が漂い始めるまで、教師がこだわりをもつことになります。その時点から指導が充実していきます。

    まだ、間に合います。1年間で子どもが育てばいいのです。
    教師にこだわりがある限り、間に合わないことはありません

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