闇夜のカラスを撃つ
＜四次元能版：新世紀エヴァンゲリオン： GPS：Gaussian plane Positioning System）＞

闇夜のカラス
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計画なき営業は「闇夜にカラスを撃つようなもの」ということを言いますが、ＧＰＳではどこに位置づけられるでしょう。

闇夜の「闇」はＧＰＳの虚軸の「闇」（凹i）とは違います。虚軸の闇は内面の闇、意識の闇（内向き）であって、闇夜の「闇」は「真っ暗な」という意味ですから、光がない夜の世界（＋1と－1）のことです。

真っ暗な夜では、カラスも黒いですから当然見えないので、それに向かって鉄砲を打っても、当たるわけがありません。

その闇夜を計画に喩えた諺ですが、これはＧＰＳの使い方の練習として面白そうなので取り上げてみましょう。

まだ、第３、4象限の認識の基礎をやっていないので、中途半端になるかも知れませんが、了解してください。

闇夜とは光のない世界ですが、光があろうとなかろうと外の世界は現実に、そこにあります。カラスの泣き声は聞こえているのですから、カラスもどこかにいるでしょう。

声が聞こえるということは、耳から情報が入ってきますから、特殊化された身体（＋１）からＭＰに入ります。

ＭＰにはカラスの記憶がありますから、想起されたカラスのイメージがＧＰＳのスクリーンに映し出されます。

想起されたカラスなので位置は中間（07,0.7）ぐらいでしょう。中間という意味は曖昧だということです。

ＧＰＳの位置は認識の位置であって、3次元区間の物理的位置ではありません。つまり、カラスがどこにいるかを示す位置ではないのです。

精神濃度（b=0.7）ということは、かないり、凸i方向に意識が向いている、つまり、カラスに対して視線が向いているということです。もちろん見えていないのですが、神経を研ぎ澄ましてカラスの気配を探っている意識状態を示しています。

身体濃度（a=0.7）ということは、自分がいる物理的位置とカラスとの間に、ある程度の距離があることを意味しています。しかし、a<1ですから、カラスの物理的位置を特定することはできないということです。

a<1ということは、不確定という意味です。第４象限の認識が分かれば、その共役で確率が分かるでしょう。量子力学では電子の位置を知る手掛かりとして、第１象限と第４象限の共役を確率として使っています。

闇夜のカラスは、マクロの世界ですか、そこまでは必要ないと思いますので、a<1は単に確定できないと解釈しておきます。

こんな不確定な認識で鉄砲を打ったところで、当たるわけはないのですが、この鉄砲に暗視カメラをつけるとどうなるでしょうか？

暗視カメラは暗くても見えるカメラです。カラスの位置が特定できます。これで立派な光の認識です。

もう、想起したカラスでありませんからＧＰＳの位置は（0.8999,0.1）くらいまできたでしょう。まだ、完全な現実の際限ではありません。あくまで映像に過ぎません。

ここで引き金を引きます。身体的濃度99％ですから（0.999,0.0001）です。これでほぼ完全でしょう。カラスは打ち落とされました。カラスが落ちた場所までいって確認しましょう。これで完全一致です。

さあ、これで外の世界と内面の認識は完全一致です。GPS（1,0）で目出度しなのですが、ただ、カラスは内面には入ってこられません。

死んだカラスの認識だけが、＋１に位置するのです。これが認識の限界です。認識（カラス）したものだけが実在（カラス）するのですが、実在そのものは内部には入れないのです。

ここまでは、第1象限の認識ですが、闇夜のカラスの常識的な解釈でしょう。余り面白くもありません。

そこで、ＧＰＳの位置を一転させます。
続く