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from: シニョレッリさん
2012年11月19日 02時57分16秒
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苦手選(1) ボッティチェッリの「ヴィーナス誕生」
イタリア絵画が大好きなので、嫌いな作品はありません。それでも何となく苦手が作品があるのです。
ウッフィツィ美術館の数ある展示作品の中で人気が高く傑作中の傑作とされる、サンドロ・ボッティチェッリの「ヴィーナス誕生」が何故苦手なのか、気を衒うにも程がある、天邪鬼過ぎるなど非難を受けそうです。
私も傑作だと思います、それに対して異存はありません。
ある時、「ヴィーナスのポーズが不自然。ヴィーナスの首、左足首は骨折している。骨折していないとあのポーズは取れない」との記述を見たのです。誰の記述だったのか、何時ごろ見たのか全く覚えていません。
そう言われれば確かに、その通りに私には思えました。
それ以降、この作品の前に立つと、妙に「骨折」が脳裏に浮かび、ヴィーナスの首と左足首が気になって、そこばかり見てしまう、作品鑑賞どころではなくなってしまったのです。
私のこの記述を見た貴兄に、私と同じ症状が出ないことを祈るばかりです。
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コメント: 全2件
from: シニョレッリさん
2012年11月21日 06時55分45秒
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ぐら姐さん
>これを読んじゃえば、確実にその症状が出ると思います。
アハハ、いや申し訳ないです。
つぃでに、もう一つです。
ウッフィツィ美術館に行けば、誰しも足を止めて見る有名な作品です。ヴェロッキオとその工房の作品である「キリストの洗礼」です。
若きレオナルド・ダ・ヴィンチがこの天使を担当して、あまりにも見事な出来栄えに、師匠のヴェロッキオが絵筆を取ることを断念したとの伝説があります。
でも、この作品は初めて見た時から、洗礼者ヨハネの右ひじ部分が気になって仕方がありませんでした。今でも不自然に描かれたヨハネの右腕ばかりに目が行ってしまいます。
ボッティチェッリもこの作品の制作に関与したそうですが、ヴェロッキオ、レオナルド、ボッティチェッリがこのように描くとは信じられません。工房は非常に繁栄していて、多くの弟子がいましたが、凡庸な弟子がヨハネの右腕を描いたと思っています。
４，５年前と思いますが、ヨハネの右腕に言及した美術評論家の記述を見て、我が意を得たりと思いました。
さて、これも私と同じ症状が出てしまいますか？
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ぐら姐、