Ｃ大阪ＭＦ香川真司（１７）の開幕ベンチ入りが濃厚となった。
高知・春野１次キャンプ中のＣ大阪は４日、２５分ハーフの紅白戦を実施。
香川は主力組の左サイドバックでフル出場し、存在感を示した。

前半１７分だった。
ボールを持つと、一気にドリブルで駆け上がる。
相手は４人がかりで囲まなければ、止められない。
１７歳とは思えない堂々したプレーに都並監督は「及第点」と目を細めた。
相手の突破をは許さない位置取りで守備面でも貢献した。
「監督から『サイドバックもできるじゃねーか』とほめられました。
もっとアピールしたい」と意気込んだ。

海外経験も豊富だ。
昨年１１月、飛び級でＵ－１９（１９歳以下）日本代表に選ばれ、アジアユースでは２試合に出場した。
１月中旬のＵ－１８豪州遠征では３試合１得点。
日本サッカー協会の小野技術委員長から「万能型で素晴らしい選手」と高い評価を得た。
両サイドバックと中盤ならどこでもできる器用さを持つが、本人は「ボランチで勝負したい」。
Ｃ大阪に頼もしい新星が出現した。