リングアグロッサの駅の待合室です。

右側の壁のポスターを正面から見ると

広告用空きスペースと書いてあります。
近頃は日本でもけっこう見かけますね。
広告用に場所を作ったのに広告を出す人がいない…
イタリアでも見かけることは少なくないのですが、
わざわざカラーで（しかも３色刷り）で、ちょっととは言ってもデザインしてあって。
こういうのは初めて見ました。
空いてるよ、のお知らせにしてはお洒落だなあと思って。
でも不景気なのでしょうねえ、お付き合いでも広告を出す人がいないのですもの。

ここは、切符売り場。

妙にきれいです。
全く機能していません。
売り場は、バール。
かつてはここで切符を売る駅員もいて、それなりに開けていたのでしょうけれどね。

開いているのはバールだけ。

ここはちゃんと繁盛していました。
電車に乗る人、バスに乗る人の多くが定期券で、
わざわざ窓口で切符を買う人は多くなくても、ここに立ち寄る人は多いのでしょう。
駅前がちょっと広くなっているので、車を止めてカッフェを1杯と言う人もいました。

こんな田舎でも、いやここよりもっと田舎でも、近所にこうやってカッフェを1杯飲めるバールがあるのがイタリア。
カッフェだけは自治体による公定価格なので、ちょっとした小遣いで1日に何杯かは飲める値段だし。
私の家の近くにも、そんなバールがあったらいいのになあ、と思うこのごろです。

リングアグロッサから日帰り遠足したランダッツォの載せこぼしを。
グラニータのお店を出ると、すぐ近くのベンチに女性が二人、腰かけていました。

実は、ここはドゥオーモ前の広場なのです。
この日はランダッツォにとって特別のこと（何かの追悼？）がある日で、
ドゥオーモまで楽団が先頭になってパレードが行われ、
関係者はドゥオーモの中に入り、楽団の人たちはここでお開きになって、
私たちがグラニータを食べている店に入ってきておしゃべりする人たちもいれば
そのまま帰って行った人たちも。
この写真の女性たちは、迎えの車を待っているのでしょうか、
傍らに楽器がたくさんありますものね。

この写真、ピスタチオのたっぷり入ったビスコッティを撮ったつもりなのですが

このケースの奥の鏡に、楽団の人たちのリラックスした姿が写っていました。

お菓子の写真を載せたついでに、このお店のお菓子の写真をもう少し。
これはサボテンの実、「インドのイチジク」と呼ばれるものを模したお菓子。

これは

オリーブを模したお菓子なのか、はたまた本物のオリーブを砂糖で煮てお菓子にしたのか？？？
葉っぱは本物のなのか、作ったお菓子なのか？？？
訊いてみるか食べてみるかしないと分からないですね。