このところ単発の仕事が入ったり、私用で出かけたりで、更新がとても不規則になってしまって申し訳ありません。

今日のそれ、どこ？は、
マリーナ・ディ・カスタニェート・カルドゥッチです。
以前も掲載した写真とダブるかもしれませんが、ご容赦を。
トスカーナの海辺にあるまちで、これまた雑誌でタラソセラピーができる結構いい宿があるのを見て行ってみようということになり。
サン・ヴィンチェンツォという駅からタクシーで行きました。

セラピーの様子は写真の撮れませんでしたが、海藻パックやマッサージを受けました。
水着を着て入るセラピー用の海水プールはこんな感じです。
（泳ぐのではなく浸かる）

ここのプライベートビーチが素晴らしいのです。

パラソルとパラソルの間隔が広く、宿泊棟からパラソルに行くまで足が熱くないように通路に砂色のマットが所々に敷かれていました。
このビーチ、不人気なわけではなく、このプライベートビーチの両サイドの一般客のビーチはぎっしりとパラソルが出ていたのです。
ここだけこんなにゆったり使わせてもらって申し訳ない感じがしました。
おまけに仮設トイレが結構広くて落ち着けるし、きれいに掃除がされている水洗でした。

ベランダ

共有スペース


美味しくてヘルシーだったお料理の数々。



私たちにしてはちょっと贅沢な宿でしたが、1泊だけでもこういう経験は悪くなかったと思っています。

昨日はマリーナ・ディ・カスタニェート・カルドゥッチのことを書きましたが、カスタニェート・カルドゥッチは少し離れた山間のまちです。
マリーナとそうでない方と同じ旅行で行ったわけではなく、ただのカスタニェート・カルドゥッチには’10年の春に行ったブリケッラ農園宿泊の時のカンティーナ見学のときの成り行きでのことでした。

ブリケッラ農園で研修していた日本人男性のお友達で料理修行中の日本人女性が一緒にカンティーナを見に行くということで3人で見学に行き、帰りにカスタニェート・カルドゥッチの彼女の知っている店で昼食を摂ることにしたのです。

それなのでまち歩きはしていませんが、そのお店のお料理は抜群に美味しくて。
まちは、そのあたりでは美味しいサラミを産することで有名なのだそうです。

車を停めた辺り。

店からの眺め

お料理の数々

ちょうどそら豆の季節で。
イタリアのそら豆（ファーヴェ）はペコリーノと一緒に生で食べます。

これが抜群に美味しかったものです。


Scamerita alla Butteraというもので、トスカーナ方言で豚のもも肉のことでbutteroは、カウボーイのことだそうです。
つまり、豚のもも肉のカウボーイ風という感じですね。

これは、ここのシェフのオリジナルだそうで、
豚肉をミルト（ハーブの１種で、サルデーニャでこれのお酒を飲んだことがあります）やローズマリーなどのハーブと一緒にグリルし、トマトやしょうがの刻んだものを乗せてあります。
香りが肉に移って、今でも鮮明に味を覚えています。

この時は、このお肉がボリュームがあると言われ、プリモは無しにしたのですが、カルチョーフィのフリットをいただきました。

いつか機会があったらこのまちのサラミ屋を訪ね、まち散歩もしてからこの料理をもう一度食べたいと思います。