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from: ぐら姐さん
2021年01月21日 10時45分51秒
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誰もが知っている街編 ①ローマ
イベント編はとりあえず、閉じます。「それ、どこ?編パートⅡ」を始めようかとも思ったのですが、このサークルは「小さなまちと田舎の旅」なのに、イタリアに入
イベント編はとりあえず、閉じます。
「それ、どこ?編パートⅡ」を始めようかとも思ったのですが、このサークルは「小さなまちと田舎の旅」なのに、イタリアに入る時、出てくるときは大きな街に滞在するわけで、それもみんなひっくるめて書いてきました。
皆様も大きな街に滞在して楽しんできていると思うので、私はこんなの見てきたよ、とか私が行った時にこんなことをしていたよ、という写真を自由にアップしていただければと思います。
最初は、やっぱり永遠の都ローマから。
今思えば私は愚かだった...心底思うのが、ローマを軽視していたことです。
イタリアに通い始めたのが90年代後半なのに、当時の私の旅は本当にミーハーで雑誌で見た宿が面白いとか素敵だとか、テレビで見たお店のあれが食べたいとか、あの景色が見たいとか、長いこと興味がそういう方向にしか行っていませんでした。
グロッタ・ジュスティ・テルメに行った時(これもテレビで見た洞窟温泉が面白そうという動機)にそこに一人の日本人女性が働いていて、結構長いことイタリアにいるとお聞きしたので、イタリアはどこがいいですかと質問したら、彼女はきっぱりと、何といってもローマです、と。
彼女がどういう意味でそう思っているのかは聞く時間がありませんでした。
でも私がローマをじっくり見てみたいと思ったのは10年以上も後の'09年のことなのでした。
ローマの魅力ってたくさんあるのだと気付いたのはもっと後。
古代ローマの遺跡やそれ関連の博物館、美術館、サン・ピエトロ寺院とヴァティカン美術館、ルネッサンス美術、建築...
私が'09年に滞在したのは、中世の教会美術を見て歩くためでしたが、ローマって本当に古代ローマ以来の多層な年代が積み上がってできていて、いろんなテーマで見て歩ける「永遠の都」なのだと、その頃になってやっと気付いたのでした。
ローマ観光1日コースを検索すると、「サンピエトロ大聖堂、サンタンジェロ城、スペイン広場、トレビの泉、パンテオン、ナボナ広場、ヴェネチア広場、真実の口、フォロ・ロマーノ、コロッセオ」などと出てきます。
それらを1日で見るのもまた楽しいし、バティカン美術館を1日じっくり見るというのもまた楽しいものです。(もっと時間をかけたい方もいらっしゃるでしょうね。でも入場料が高くて...。無料の日はものすごく混むし。)
百人百様のローマ。
それぞれのローマをここで扱いたいと思います。
私の初ローマは本当に1泊だけで、ここに乗せられる写真はありません。
ローマ歩きをした’09年の写真を載せます。
私らしく、観光名所ではなく、’02年に自力で「発見」して以来、ローマに行くと寄りたくなる店、エノテカ・ブッコーネ。
お店の中の雰囲気も大好きです。
しっかりとコースでいただくような店ではなく、一皿二皿ランチでいただく店。
ボトルでオーダーすると、店の棚に並ぶヴィーノのお値段そのもので出してくれる店。
すごく美味しいわけではないけれど、野菜がたっぷり食べられる店。
そして立ち飲みもまた楽しいお店なのです。
from: ぐら姐さん
2021年02月09日 22時27分50秒
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ローマのことをそろそろ閉じたいと思います。
ローマに1、2泊するときは、いつもテルミニ駅近くに泊まっていました。
移動に便利なので。
’09年冬の滞在の時は、ポポロ広場に近いリペッタ通りのキッチン付きのレジデンスに泊まりました。
とても良い宿だったので、次も泊まりたいと思ったら、たまたまその時が安かっただけのようで、その後の料金は高くなって気軽に泊まる感じではなくなっていました。
’17年夏に、メトロのチプロ駅とバティカンの中間あたりのキッチン付きの宿に泊まって、それまでは交通の便があまり良くないし、いつも歩いて回っているところもちょっと遠いからと敬遠していたことが実は違っていたと気が付きました。
バティカンまで気が向いたときに好きに散歩できるってすごくいいな、と。
近くにローマの台所と言われているらしいトリオンファーレ市場には近いし、
そして、バスを利用するといろんなところに観光に行けるし、メトロのチプロ駅までは歩けるし、エレベーターがあって荷物があっても便利だし、24時間営業のスーパーマーケットまでも歩いていける距離だし。
美味しい切り売りピッツァの店も近いし。
すっかり気に入って、3回この辺りに滞在しました。
次も(予定では6月から行くのですが)泊まる予定。
生活する感覚でローマに滞在するのは楽しいなあと思っています。
明日は、「誰もが知っている街編 ②」に移ります。
さて、どの街でしょう。
from: ぐら姐さん
2021年02月08日 13時26分51秒
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昨日載せたサンタ・コスタンツァ聖堂のすぐ近くに、サンタニェーゼ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂があります。
横の坂道を降りていくと入り口があります。
昨日書き忘れましたが、サンタ・コスタンツァ聖堂がつくられたのは360年頃から。
キリスト教の信仰が許されたのは313年で、その直後の信徒たちは教会の壁面をどのように装飾すればよいのか試行錯誤の状況にあり、とりあえず選ばれたのは、非キリスト教徒の別荘を飾るモザイクと同じで、植物や鳥など、宗教上の意味は認められないのだそうです。
それより3世紀ほど後のサンタニェーゼ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂は、アプシス(半円形に張り出した部分)に7世紀のモザイクが残っています。
殉教者、聖アグネス(サンタニェーゼ)が、中央に直立しています。
岩や樹木と言った自然をリアルに描写して、柔らかなモデリングの人体を描く古代美術がすっかり陰をひそめ、中世の厳格な表現が明らかになっています。
中世には、生を謳歌する古代の美術は終焉し、肉体よりも精神を、現世よりも彼岸の世界を重視するキリスト教の倫理が影響をもったためにこのようになったのだそうです。
紅色の頬の清楚な感じのサンタニェーゼのモザイクがとても綺麗で。
ほかのモザイクもなかなか素敵です。
天井もきれいでした。
帰りのバスから見えた市壁の中に入るピア門。
こういうの昔の人の気分になって、ワクワクします。
’17年に行った時は、メトロで行くこともできるようになっていました。
テルミニ駅からB線に乗ってBologna駅で支線に乗り換えたら次の駅、S.Agnese/Annibalianoという名の駅です。
永遠の都ローマも、変わるところは変わっているのですね。
行き始めた時はバスって怖いと思っていましたが、近頃はオフラインでも使える地図アプリがあるので、盗られない用心をしっかりすれば、車窓から外が見えて、トラムより断然バスが好き!と思っている私です。
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