どこのまちに行っても、観るだけで楽しいのは市場です。
初めてボローニャのアッパルタメントに泊まった時は、屋内にあるメルカート・デッレ・エルベに行きました。

近頃はマッジョーレ広場の近くにあるメルカート・ディ・メッツォに行くことが多くなりました。
1月初めのメッツォ市場。




日本と同様、冬でもトマトはあります。
大好きな品種クオーレ・ディ・ブエ

魚もいろいろ。
ぐるぐる巻きにしてある太刀魚が笑えます。

太刀魚をイタリア語にするとペッシェ・スパーダ（剣の魚）になりそうなものなのに、pesce sciabola（シャーボラ＝サーベル）と言うのだそうで。
ペッシェ・スパーダはご存じカジキマグロですね。
そう言えば、今私が暮らしているまちの魚屋では自家製の干物を売っていて、太刀魚の干物もあるのですよ。
これがなかなか美味しくて。




こうしてみると、野菜や魚はいろいろ見ているのに、肉屋の写真がありません。
自分の好きなものを重点的に撮ってしまうのですね…
夏のメルカートはまたいずれ。

今日は爽やかな快晴で、こんな日は、ボローニャの良い天気の日のことを思い出します。
’14年5月にボローニャ在住の友人の車で、サン･ルカ聖堂に行った時の写真を載せます。


昔々、東京の大学に行っていた頃、帰省して列車で戻ってきて山手線の緑の電車を見ると東京に帰ってきたんだなあ、と感じたものですが、ボローニャ在住の友人は、遠くに出かけてボローニャに戻る時に、山の上にこのサン・ルカ聖堂が見えると、ああ帰ってきた！と感じると言っていました。


この聖堂には聖ルカが描いたと言い伝えられている聖母子のイコンがあり、このイコンが1433年大雨を晴らすという奇跡を起こしてからイコンとサン・ルカ聖堂はボローニヤの人々の特別な崇敬を集めているのだそう。


ふもとから「ポルティコ」と呼ばれる柱廊が続いていて、（上の写真の下の方に見えている瓦は、その柱廊の屋根です）私たちは車で上までいったので、柱廊を上から見てみました。


お天気の良い爽やかな日に、ふもとから歩いて行ってみたいな。

ぐら姐さま、みなさま、こんばんはー

私もボローニャはとても好きな都市です。何か新しいことはいつもボローニャから生じると言われるように、赤い革新都市で、雰囲気や人のメンタリティが好きです。１９年に右翼政党レーガへの反対運動（イワシ運動）もここから始まりました。一度住んでみたかったです。まだチャンスはあるかな。冬寒いのが難点ですが。

市場を見に行ったことがなかったのですが、内陸都市なのにお魚が新鮮みたいですね。フィレンツェはだめで、真っ赤な目をした魚ばかり並んでました。

・・とここまで書いていたらモルタデッラとラグーのタリアテッレが食べたくなってきました。いつ食べに行けるやら。

コロナ禍で訪伊できず、寂しさを紛らわせるため久し振りにこの掲示板を覗いたら大好きなボローニャの街がアップされていて嬉しくなりました。
直近の2020年1月に訪伊した際にボローニャのメルカート・ディ・メッツォを私も初めて訪れました。
時間帯のせいか、観光客よりも地元の人が多かった印象でとても気に入りました。