名前は知っているまち編、今日はアマルフィのことを。
昨日ソレントのところでアマルフィまで行くバスは右側が良いと書きましたが、細い曲がりくねった道を走るので、普通の車とすれ違うのだって大変そうなのに、バス同士がすれ違うのは、かなり大変だと思うのです。
それなのにSITAの運転手さんたちは、手慣れたもので、結構ギリギリなところで止まり、見事にすれ違うのです。
余りに見事で、左側の座席に移って撮った写真があります。

日本の多くの皆様がその名前を知るきっかけになったのは、映画「アマルフィ 女神の報酬」（’09年）かも知れませんが、あの映画の内容はともかく、劇場で見た空撮のアマルフィの景色は圧巻でしたね。
現地に行ってみたいと思った人も多かったようで、地球の歩き方掲示板にたくさんの質問が寄せられていましたっけ。
でもあのまちは、ちゃちゃっと行って、はい、見ました！で終わりにするのはもったいないです。

このサークルにもたくさんの写真を載せてきました。
私が初めてアマルフィに行ったのは’98年夏。

イプさんが、イタリアの素敵なホテルを紹介している本でアマルフィの修道院を改装したホテル、ルナ・コンヴェントを見つけて是非行きたいと言ったからです。
当時は予約サイトは充実していませんでしたが、メールのやり取りはできるようになっていましたので、メールで予約を入れて行きました。

次に行ったのが’01年、この時はもう一つの修道院を改装したホテル、カップッチーニ・コンヴェントに泊まりました。
ルナには、その後’04年夏にも泊まっています。

カップッチーニはだいぶ傷んできているなあという印象で、その後修復を始めて休業に入り、だいぶしてから、美しい高級ホテルに生まれ変わってしまって、私が泊まれるようなレベルのホテルではなくなりました。
ルナの方も改装はしましたが、まだ手の届くレベルの宿のようです。

ルナの海水プール

そこから海に降りるところ。

海でも泳ぎました。

けっこう深いのですが、岩があるところで立ち泳ぎをしたら、足でウニを踏んでしまって、痛い思いをしました。
数日後に膿んで、それを切って出したら、取り残していた棘が出てきました。
用心深いイプさんが消毒液を持っていて、助かりました。
私、旅をした日数を合計するとイタリアだけでも２年半から３年ぐらいになると思いますが、一度も具合が悪くなったことがないのですが、こうした怪我は何度かありまして…

ルナの夕食

真夏の太陽が沈み、海を見ながら気持ちの良い夕風に吹かれて食べるのは最高に気持ちが良かったです。

アマルフィならドゥオーモでしょう、と言う方のために、ドゥオーモの写真も載せておきます。
’10年に行った時に撮ったもです。
（この時はラヴェッロに滞在し、アマルフィには日帰りしました）



さて、私事ですが、明日より数日留守にするので更新をお休みします。
多分金曜には再開できるかと。
あ、コメントに対する返信はできます。

皆様4日間のご無沙汰でした。
JR東日本の「大人の休日倶楽部パス」を使って、角館、男鹿、弘前と周ってきました。
蔓延防止等措置法が発令されている東京を通りますが、東京駅を通るだけなので、許していただこうと思って。

角館も弘前も桜が満開で、おまけに晴れ女の本領発揮で、旅の神様はまたも微笑んでくれました。
宿もそうですが、角館も弘前も、感染防止について考えられる最大の配慮がされていたと思います。
この計画に携わった方々の計画・準備・実施のご苦労を思うと本当に頭が下がります。
その思いを無にしないよう、こちらも感染予防に細心の注意を払いました。

それぞれに桜は素晴らしく、それは単に満開に当たっただけではなく、年間を通して桜の世話や景観の維持を行っているからこそ美しさが保たれているのだと感じました。
それって、この桜だけでなく、イタリアの美しいまち・町・街も同じことなのだろうなあと感じたのでした。

さて、アマルフィの続きです。
アマルフィに行ったら、ドゥオーモを見て、景観を楽しんで、というのがメインだと思うのですが、ラヴェッロから日帰りで行った時は、紙の博物館と言うか、伝統的な紙漉きを見に行きました。

こんなにきれいな水が豊富だから、紙漉きに向いているのでしょうね。

ここの紙漉きは、木を原料にするのではなく、古い布を用いるのだそうです。
説明を聞き、実演を見て、チャンレジもさせてもらえました。



ドゥオーモのある通りを奥の方に進んで行ったところにありました。


海のそばの店で食べたパスタ。

こんな何でもないパスタでも、光があふれ、海がきれいだとよけいに美味しく感じました。

アマルフィー大好き！
映画も見ましたがあの題名に”インチキー”って思ちゃった(;´Д｀)
だってメインはローマでアマルフィーなんてちょっと出ただけであの題名はないですよね。騙された気がしました。

アマルフィーには４回行って３回は２泊しました。
そのうち2回がぐら姐さんの泊まったホテルのプールから見えるここでした。
塔の下、写真の真ん中ピンクの建物です。



狭い町なのでほとんど何もせずぼんやり過ごして日没時の景色を楽しみました。



3度目の時、前にも寄っていた小さなお土産屋さんに行くと「あなた知ってる前にも来たね」と言ってもらい感激しました！
同じ様に見えるであろう東洋人の顔を覚えていてくれて嬉しかった～～～
今度行けるのはいつのことか。