アドリア海側でイタリアに興味を持つ多くの人が名前を知っているまちって、

・ヴェネツィア
・ラヴェンナ
・リミニ
・ペーザロ
・アンコーナ
・ペスカーラ
・バーリ
・レッチェ

ぐらいのものでしょうか。
やはりアドリア海側には少ないですね。
特に中部のペーザロ、アンコーナ、ペスカーラに行ったことのある方は多くないのではないでしょうか。

ペスカーラには’11年夏に1泊だけしたことがあります。
トラーニからローマにもどる前に1泊だけしてタクシーをチャーターしてトラボッキの夕食を食べに行ったのでした。
午後に着いてビーチで泳いだだけです。
海は遠浅でビーチも広く、遊びやすいのですが水はあまり美しくはありませんでした。

ビーチバレーのコートや子どもの遊べるところもありました。


何がいいって、ペスカーラは速い列車が停まる駅で、チェントロまでも近くチェントロからビーチも近いところです。
つまり、旅行者が簡単にアプローチできるビーチなのです。

そして美味しいジェラート屋さんもありました。

実は翌日も、ホテルを11時にチェックアウトするので10時まで海で遊びました。
ジェラート代だけポッケに入れて、帰りがけに食べようと思っていたら、ジェラート屋さんは昼からオープンなのでした。
ジェラートは朝から食べるものではないのだなとこの時知りました。

それから素晴らしいのが駅です。（’14年夏の写真です）


改札が日本式の1階、ホームが2階で、荷物を持って降りて、出口のところでまた上るということをしなくていいし、さらにちゃんとエレベーターもあるのです。
床はつるつるでスーツケースをすいすい引けます。
座って休めるところもいっぱいありました。
こんなことで感動するのは、いつもイタリアの鉄道や駅でどれだけ苦労してきているかの裏返しですよね。
アドリア海側の中部と北イタリアは、駅が整ってきていて、旅行者にはありがたい地域です。

昨日挙げたまちの中でペーザロには行ったことがありません。
ウルビーノに行くときに通過しただけです。
レッチェには、2度行きました。
1度目は、’08年夏に初めて滞在していたガッリーナ・ロッサ・ファーム（マキさんち）からの日帰りです。
2度目は’17年夏。
この時は、3泊しました。
バスで海辺のまちに遊びに行ったので、レッチェをたっぷりと見て回ったわけではないですが。

今日は古い方の写真を。
短い時間にちゃちゃっと回ったので街角写真がありません。
でも、’17年のときはサンタ・クローチェ聖堂が修復中でしたが、この時はちゃんと見られたのです。




バロックのこのゴテゴテな装飾はそれほど好きではないのですが、ここまでやれたらすごい…という見事さで。

この時に面白かったのは、フェッラゴストのイルミネーションの取り付けをしているところを見たことです。




この時は日帰りだったので、夜に明かりが灯ったところは見られませんでした。
’17年に行った時は、夜の散歩をしたのですが、こんなに大掛かりなものはありませんでした。