その昔、仕事で毎日疲れていた時、
毎週楽しみに見ていた番組が、アレだ。もちろんタイトルなんか覚えてるもんか。（コラ）
　地上の星を聞いて転がり落ちるようにファンになりました、
でも多数出ているアルバムを買う程余裕は無く、
アニキの部屋にあった大吟醸を毎日聞き、会社の後輩が好きだと言うなら話を聞き、友人の結婚式の二次会で知り合った男性が中島ファンだと聞けば言って声を掛け、夜会に行かないかと友達を口説く。（宮沢賢治のようだ）
　二次会で知り合った人には数少ない中島ファンだ感激してもらえてベストセレクションを作ってもらいました。今、ソレを聞いているわけです。（ちゃんと歌詞までコピーしてくれたんです。本当に有り難い事に、彼は歌詞がないと困るでしょう？中島みゆきは、といっていました。本当にそう思います。）
　私の社会人人生の中で中島みゆきがしめていた約半分の年月、
中島みゆきとボンで支えられていたと言っても過言では無い。

私は設計の仕事をしていて、毎晩遅くまで仕事をしいて、まさにだれも成果を認めてもらえないような、仕事の流れの一部だったのです。でも地上の星を聞いて、応援してもらえているような気分になりました。
　数年して、仕事がデキなくなりました。何度頑張ろうと見直してもなんでかダメで、本当に、出来なくなっちゃったんです。それでも毎日明日こそちゃんと前向きに仕事をしよう、ちゃんと今の仕事と向き合おうと思ってもどうしてもダメで・・そんな時毎日帰り道自転車をこぎながら「時代」を歌って帰っていました。
　「そんな時代もあったねと　いつか話せる日も来るわ・・きっと笑って話せるわ」
　少し、救われながら毎日泣いていました。

今、仕事も辞めて、新しい仕事にかかわって、ようやく前の仕事を見直せるようになりました。同じ事を繰り返さないようにできるような気がします。そう、話せるようになったのです。
　だからまた、中島みゆきを聞きたくなったのかも知れません。
でも、昔の会社の人と電話すると、今でも心臓がドキドキするけど。だって恐いんだもん．．．．仕方なかったけど。

最近日本人ばっかりなので次はちゃんと洋楽のことを書こうかなぁ