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弾き語りストの独り言

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公開 メンバー数:7人

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  • from: 弾き語りストさん

    2012年02月14日 13時41分17秒

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    【Guitar World Acoustic 誌 絶賛!:platinum Award受賞のmade in China/Hand-Craftアコギ】



    【Guitar World Acoustic 誌 絶賛!:platinum Award受賞のmade in China/Hand-Craftアコギ】

    ★弾き語りストです。

    前回に続いて、今月あらたに入手した二本の「中国製 hand-craft アコギ」について書く。
    前回一本目の<Recording King RD-17>を紹介したので、
    今回は二本目のアコギ<Johnson Carolina JD-26>についてだ。
    -----------------------------------------------
    数百を超えるギター工場があるといわれる中国。
    あれやこれやととかく批判・非難の多い「made in China」だが、
    アコギについても、いまや中国なしには考えられない状況にあるのも事実。

    中国におけるギター製作の歴史はまだ新しく(ベトナムなんかのほうがずっと古い)、
    海外ブランドのOEM生産やタイアップ製作が盛んなのは、そのコスパ要素が強い。
    高品質のオールソリッド・アコギを作る工場もあれば、安価な大量生産品を得意とする工場もあって、
    一概に「中国製アコギ」について語ることは、自分のような半可通にはムリな話。

    今回、二、三年前に、やはり〝米国ブランドの中国製作アコギ〟であるところの、
    <Morgan Monroe M-20>を入手したW県のN楽器店から再びアコギを手に入れた。
    それがこれから紹介する<Johnson Carolina JD-26>だ。

    いきなり結論から言おう。
    まちがいなくこれは〝当たり!〟のアコギである。

    ハリのある低音弦とキラキラ鳴る高音弦。
    弾きおろした時の全弦バランスも良くまとまり、弦のテンションもほどよい。
    黄味がかったスプルーストップの色合いと、木目のそろったアフリカンローズウッドのSide&Backも美しい。

    コスパに優れ、かつ素晴らしいパフォーマンスを見せてくれそうな一本だ!
    なんとこのアコギは2006年、雑誌「Guitar World Acoustic」で
    クオリティとデザインの両部門で最高位の、<platinum award>を獲得!

    米国での華々しいデビューの後、徐々に生産本数を増やし、
    日本には2007年から輸入が始まったNewfaceである。
    輸入総代理店は<Johnson guitar>と同じく「HOSCO株式会社」だ。
    ※HOSCOは名古屋にある楽器の輸出入卸会社だ。

    <Johnson Carolina JD-26>…まずはそのSpec.をば…。

    Type:ドレッドノート Top:単板イングルマン スプルース Side&Back:単板アフリカン ローズウッド
    Neck:1ピース マホガニー 指板&ブリッジ:ローズウッド bridgepin:アイボロイド アバロンドット 
    Nut&saddle:牛骨 フルScalloped Xブレーシング Tuner:GOTOH SD90(ギア比 15:1) 
    Headstock:白蝶貝+アバロンのロゴ&バラのインレイ position mark:アバロンsnowflake 
    pickguard:ビンテージスタイル 弦高設定値:6弦 2.1mm 1弦1.5mm Gig Bag付属

    この価格帯(openprice:60,000円前後)でオール単板、
    かつこれほどの豪華なインレイと選りすぐりのパーツ使用とくれば、
    米国で絶賛されるのもうなづける。
    しかも、<Johnson Carolina>シリーズの開発背景を知れば、さらに
    このアコギの素晴らしさも〝なるほど〟…となるのである。

    そのポイントとは…
    -------------------------------------
    1.既存の中国国内のギター工場ではなく、アコギ製作適地である中国北部地区に新たな工場を設置した。
    (ギター工場が多い広州などの中国南部は高温多湿で製作環境としては必ずしもいいとはいえない。逆に北部は乾燥し、
    昔からバイオリンメーカーが多く集まっている)

    2.工場では自然乾燥された用材をさらに強制乾燥させて含水率を5%以下まで落とし、各生産ラインは
    温度が一定に保たれるよう管理されている。
    (Johnsonの場合。ドレッドノートの重量は、マホガニーのSide&Backで1.9キロ、ローズウッドだと2.1キロというのが基準)

    3.Gibsonカスタムショップのデザイナーをはじめ日本などから優秀な技術者を集めて、
    ラインの製造スタッフも中国各地から経験を積んだ人たちを集結させた。

    とまあ、
    なかなの意気込みで立ち上げられたアコギブランドなわけで、
    そんな事前情報もあって、ぜひぜひ手にしてみたいと探して回り、
    一度は東京のG楽器店でUsedの格安ものを見つけたものの、すでに売約済み。
    次に探し当てたのが、以前<Morgan Monroe>を見つけた、W県にあるN楽器店だった、というわけ。

    アコギの装飾としては、
    ヘッドストックのインレイ、指板のインレイ、サウンドホール周り(Rosetta)のインレイ、ブリッジのインレイ、
    ボディやネックさらにはヘッドストック周りのバインディングなんかがある。

    それらはアコギの音質への直接的な影響というよりは、
    高級感の創出、持ち主の満足感、ステージ・ライブでの見栄え、などの要素が強かろう。
    とはいえ、それを施すにはクラフトマンの技術や原材料のコストが付加されるので、
    最終的にギターの価格に跳ね返ってくる。

    インレイ(はめ込み細工・象嵌)には、M.O.P(mother of pearl=白蝶貝)やアバロン(メキシコ貝・あわび貝)、
    メイプルやローズウッドなどの木などが使われるが、
    かつて国産の海外ギターコピーモデルには、安価な樹脂製が使われていたこともある。

    本物の素材を使ったインレイの仕上がりには当然のこと、
    職人の技の差が明らかで、素人目にもその出来不出来ははっきりと分かる。

    <Johnson Carolina JD-26>(※Pho.参照) の場合、
    ヘッドストックのインレイは薔薇をモチーフに、M.O.Pとabaloneが実に細かく組み合わせて細工され、
    その上に<Johnson>の筆記体ロゴが同様の細心さで描かれているのだ。

    白・青・緑などの絶妙の色合いが魅せるこのインレイを見ただけでも、軽くため息ものだった。
    似たようなデザインインレイが施された中国製Hand-craftアコギ<Headway HCF-500R>を持っているが、
    インレイの仕上がりはそれの上をゆく。

    同様に、指板(Fretboard=フレットボード)のスノーフレークデザインのポジションマークも、
    二種の貝が絶妙な色合いで美しさを際立たせている。
    ちなみに、ボディ周りのバインディングはアイボロイド(Ivoroid=象牙色のプラスチック系樹脂)である。

    アコースティックギターを女性のボディに例える人は多く、
    〝その抱き心地は…〟などとさもモテ男をきどったりするが、
    アコギをカラダに抱きかかえるときの、しっくり感は、ゴツゴツした男のそれよりは、
    やはり、まろやかで優しげな〝女性らしさ〟を感じてしまう。

    しっかりと乾燥させた用材を丁寧に仕上げればアコギは軽くなるが、
    あまり軽すぎるのも、丸みに乏しいやせぎすの女のようで気持ちがスカスカする。
    その点、この<Johnson>は、ほどよい重さでしっくりと懐に収まる。

    ギターの全体的な造りがしっかりしているので、
    抱えた時の安心感というか充足感が心地よくカラダを満たしてくれる。
    ネックやフレットなど、どこかに粗さの残る造りのアコギは、
    見た目が良くても、柄の悪いギャップ美人のように心がギスギスしてくる。

    実に、ピシっと決まったアコースティック・ギターという印象だ。

    さてと…、
    ここまでさんざんぱら<Johnson Carolina JD-26>の素晴らしさを語ってきたが、
    いまさらながら、「made in China」の奥深さ幅広さ裾野の広さを実感してしまう。

    まったく飛躍するけど、
    「割りばし」の話。
    間伐材を利用して、むしろ資源の有効活用に役立つ割りばしをよく使うが、
    その多くは白樺材を使った中国製のものだ。

    漂白剤を使わずに、きちんと日本の発注元が指導検品しているといいつつ、
    特売で買うその割りばしに粗悪品が増えてきた。

    切れ目が入っているにも拘わらず、きちんと二つに割れない。
    最近、加工が雑で、口にする部分がささくれ立っている、など、
    安かろう悪かろうの見本のようなものが増えてきた。

    機械でちゃちゃっと加工しているのに粗悪ということは、
    その材料の質が悪いか、材料の保存が適当なのだろう。
    しょせん、日本人が使う割りばしごとき、という意識なのかも。

    そのため、
    きちんと成形された竹箸をキレイに洗って再利用することもあるが、
    あの粗悪割りばしを見ると、あながち中国の製造工場のせいとばかりも言えず、
    日本のメーカーや商社の現地指導・管理がいい加減になっているのでは、と邪推してしまう。

    クルマや家電の分野で日本のリーディング・カンパニーが国際競争力を失ってきているのは、
    〝モノづくり王国〟である日本人ののスキルとスピリットが弱体化している証拠かもしれない。

    閑話休題……、
    あくまでも、自分の実感している範囲内でだが、
    同じような価格帯の日本製と中国製のアコギを比べたら、made in Japanよりも、
    Hand-Craft made in Chinaの方が優勢になるのじゃなかろうか?

    <Johnson Carolina JD-26>は、
    そんな思いを抱かせるに十分な、実に気持ちの良いアコースティック・ギターである。

    それじゃ、また!。.:♪*:・'(*⌒―⌒*)))


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  • from: 弾き語りストさん

    2012年02月09日 13時15分45秒

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    【オマケもたっぷりでコスパの高い、米国初の通販会社由来のアコギ】


    【オマケもたっぷりでコスパの高い、米国初の通販会社由来のアコギ】

    ★弾き語りストです。

    当ったり前田のことだけど、
    アコギは実際に弾いてみないと、その良さが分からない。
    メーカーサイトの宣伝文句や知ったかぶりな口コミなどは、参考にする程度でちょうど良い。

    「いいっ!」と噂の<K>のギターが他人が言うほどのことがなかったり、
    名門<M>の最高峰100万円ギターを弾いても、たいして感動しなかったように、
    アコギと人間は、〝生身〟と付き合ってみないと、その良さは判然としないものだ。

    事前に試奏できずに、Spec.やもてる限りの知識から判断して入手するしか方法がない場合もある。
    当然、「アタリ」「ハズレ」、「大笑い」「中笑い」「小笑い」がある。
    それもまた、アコギとの一期一会を楽しむ醍醐味といえる。

    今回は2回に亘り、今月新たに入手した、二本の<中国製hand-craftアコギ>について書く。

    一本目は<Recording King RD-17>。

    まず、そのSpec.を:
    Type:ドレッドノート 
    Top:AAグレードの単板イングルマン・スプルース 
    Side&Back:合板ローズウッド
    Neck:マホガニー 指板&bridge:ローズウッド 
    Nut & saddle:牛骨 アイボロイドのボディ・バインディング
    ヘッドストックに白蝶貝のインレイ 
    指板にアバロンによるスノーフレークインレイ 
    Tuner:クラシック・バタービーンタイプのGOTOHペグ(ギア比15:1) bridge-pin:アイボリーに黒ドット 
    pickguard:ビンテージスタイル ナチュラルグロスフィニッシュ 
    弦高設定値:6弦2.5mm 1弦2.0mm

     ね! 悪くはないでしょ?

    とはいえ、Spec.だけでは分からないのがアコギの良し悪し。
    用材の違いによる音の際なんて、いまだによく分からぬのだが、
    合板よりは単板の方が良いとか、用材のグレードもAよりは2Aや3Aの方が良さげだし、
    サドル&ナットもプラスチックよりは牛骨、さらには象牙の方が明らかに高品質だろう、くらいの想像はできる。

    ただし、どんなに用材や各パーツが良くても、肝心の製作環境やクラフトマンの技術がそれを活かしきれなければ元も子もない。
    「ハンドクラフト:Hand-Craft」という言葉も曲者で、
    何でもかんでもハンドクラフトだからいいっ!てなもんでもないようだ。

    そりゃあ、有り余る予算を懐に、名立たるギター製作者にオーダーメイドして、納期も彼の言いなりにカスタムギターをこしらえれば、そりゃあスゴイアコギはできるだろうさ。

    村全体がアコギ関連の職人としてギターづくりに関わっているC国の<S>ギターだって、
    Neckやpickguardの不具合発生がよく聞かれるし、
    ミドルクラスまでのアコギなら造り手が自慢するほどのことはない。

    さて、
    今回、入手した<Recording King RD-17>は、
    米国でデザインされ、中国でハンドクラフト製作されていると
    soundホール内のラベルには表記されている。

    調べた範囲でつぎはぎの情報をまとめてみると…。

    <Recording King>というブランドは、
    1800年代後半のアメリカで、世界で初めて通信販売のシステムを商業化させた「Montgomery Ward」という企業(1872年設立)が、
    1930年代から社外の複数のアコギメーカーとのコラボで販売していた楽器ブランドなんだそうだ。
    上位ブランドはかの「Gibson」が製作を担当していたともいう。

    Montgomery Ward社そのものは、2000年はじめに営業を停止しているが、楽器ブランドは継承され、
    現在、アコースティックギター・バンジョー・ドブロなどをラインナップ。日本における輸入総代理店は「HOSCO株式会社」だ。

    今月、新たに手に入れた<Recording King RD-17>は、
    ドレッドノートシリーズの中のエントリーモデル。
    新品なら、国内価格50,000円前後と、決してハイクラスではないが、
    このSpec.で、かつ中国製作であることを勘案すれば、国内メーカーの
    ミドルクラスのモデルに匹敵すると言ってもいい。

    例によってのNetオークション落札品だが、
    何よりも、いくつものLuckyがくっついてきた一本だった。

    まず、付属品がいくつもセットされていた。
    -----------------------------------------
    1.<STEADY>製、セミハードケース
    2.<Glider>製、Rolling Capo
    3.<SHUBB>製、de luxe Capo
    4.<Planet Waves >製、Capo
    5.<KORG>製、Piezo内臓:clip Tuner
    6.<Gallistrings>製、Lucky star Phospher guitar弦(Light・extra-Light)
    7.<Martin>製、bronze extra-Light・SP-Light
     とまあ、これだけのオマケ付きだったのだ。

    さらにまた本体そのものにもLuckyが隠されていた。
    錆びたママの弦が張られたギターは全体的に薄汚れていて、
    ピックガードの一部が剥がれかかっていた。

    入手後、数年は経っているだろうなと思いつつ、ケースのポケットから出てきた保証書をみると、
    なんと3か月前に購入し、購入店の三年保証がまだ有効期間中である新品同様のアコギだったのだ。

    それにしても、
    これだけの付属品も揃いながら、前持ち主は、購入後さして弾くこともなしに、
    どこか環境の悪い場所にほっぼらかしていたのでは…などと推測してしまう。

    弾けばもこもことした音がするだけの錆びついた弦は持ち主の無関心さを表し、
    湿度・温度の変化により剥がれかかったピックガードを見れば、ないがしろにされた不幸なアコギの証明のよう。
    世の中には、こうして打ち捨てられたままのアコギが、リサイクルショップにたくさん眠っているのだろう。

    新品同様の本体、そしてたくさんの付属品が付いたこの<Recording King RD-17>を入手でき、
    心底良かったと思ったものだ。

    Usedアコギを手に入れた時、いつも行う儀式のように、
    まずは、サビ弦をはずし、レモンオイルで指板の汚れをとる。
    さほど汚れてはいない。
    ブリッジ部もオイルで軽く拭いておく。

    次に、金属磨きクロスでフレットを磨く。
    WET&WIPEのボディワックスでボディからネック、ヘッドストックまでをキレイに磨き上げる。
    ピックカードの剥離は致命的ではないのでそのまま。

    とりあえず、
    様子見で、ポピュラーな「Martin bronze弦」Lightgageを張り、チューニング。
    弦伸びが落ち着いてから、再チューニングして、さっそく試奏してみることにしたのだ。

    結果……、けっこう良かった。
    低めの弦高設定値により弾きやすさは抜群。
    低音弦のボリュームもまずまず出ていて、高音部のまとまりもよい。

    牛骨製サドル&ナットの効果もあり、サスティーンも長く尾を引くように響く。
    (ナットの弦の切れ込みがやけに浅いが、これは意図したものだろうか?)
    弦のテンションもほどよく、ストローク・フィンガーピッキングともに反応がいい。
    これから長く弾きこんでゆけば、それなりに鳴るようになるかもしれない。

    低音弦が響くというアコギはけっこう多い。
    さすがに、<Guild F-50R>のごとき、重量級の鳴りを持つアコギは、
    そう多くはないが、中音域〜高音域の弦がキレイに鳴るアコギは、
    本当に素晴らしい。

    いくら低音が響いても、それが高音弦とのからまりの中で、
    うまーくまとまると実にキモチ良くなるが、そのバランスが悪いguitarは、
    どうにも後味の悪い映画を見た時ほどに、心がざわわざわわして落ち着かない。

    <Recording King RD-17>は、エントリーモデルながら、
    弾きやすさと音質バランスに優れた、コスパの高い一本である。

    何よりかにより、
    新品同様の本体ともりだくさんのオマケのついた、今回の落札品は、
    とてもとてもLuckyなものだったのだ。

    それじゃ、また!。.:♪*:・'(*⌒―⌒*)))




     

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