こんにちは！
ゼラニュウムさん
サツキ、ツツジの見分けについて
サツキは元々山奥の岩肌などに自生していたもので、ツツジ科ツツジ属の中の一種で五月頃に咲くことから
「サツキツツジ」という名がつきました。
サツキのほうが全体的に小さく、花や葉も小さいことが特徴です。
そのため、ツツジが庭木であるのに対してサツキは盆栽などで親しまれることも多いです。

サツキとツツジは人工交配などにより中間的な性質の交配品種が増えているため品種の特定が難しいツツジものもあります。
主な違いは次の通りです。

①葉の大きさ
サツキ 長さ2～3cm、巾約6mm
ツツジ 長さ5～7cm、巾約1.5cm
②葉の性質
サツキ 硬い 表側に光沢がある
ツツジ 軟らかい 光沢がなく、裏側は服などに付きやすい
③葉の感触
サツキ・粘毛が表裏ある・裏だけある・全く無いなど様々
ツツジ
粘毛の生えたフワフワした触り心地の葉が多い
④花の花径
サツキ 3.5～5cm
ツツジ 5～7cm
⑤開花時期
サツキ 5月中旬～6月中旬
ツツジ 4月中旬～5月上旬
⑥季語
サツキ 夏
ツツジ 春
⑦おしべ
サツキ 5本が多い
ツツジ 5～10本程度が多い
⑧花の咲き方
サツキ 1週間程度で順次開花していく
ツツジ 1株全て同時期に咲く
⑨花の色
サツキ 紅赤色が多い
ツツジ 白、ピンク、紅紫色が多い
⑩樹高
サツキ 1m程度が多い
ツツジ 5～10m程度になる木が多い
11)樹の種類
サツキ 常緑低木が多い
ツツジ 落葉樹、常緑樹（半落葉種含む）両方ある
12)湿気との相性
サツキ 湿気にも乾燥にも強い
ツツジ 湿気が苦手
補足)
ちなみに、新芽が出るのはサツキとツツジ両方とも同時期で5月です。

花の時期との関係を含めると、ツツジが4月に花が咲いた後、5月に新芽が出るのに対して、サツキは5月に新芽出る頃に蕾がつき、その後花が咲く
となるため、花が開いた頃の全体的なイメージが「新芽があるか否か」という点で若干異なります。

様々な相違点がありますので、花の直径や花色等、見分けし易い条件で仕分けできるといいですね！

ライトークさん、みなさんこんばんは

すごく詳しく説明してもらい勉強になりました。
ありがとうございました。