こんにちは、進行役の「えみ」です！

普段みなさんが使っているキユーピーのマヨネーズカテゴリー商品を、キユーピー社員の想いと共にお伝えする「マヨラインアップ開発ストーリー」。ひとつひとつの商品には、開発、製造にかかわる人々の努力と「より良いものを作りたい」という想いが詰まっています。

第3回のテーマは、ファンクラブでも人気の「キユーピー 燻製マヨネーズ」！

燻製マヨネーズは、「スモークビネガー」を使った、燻製の深い香りをたのしむマヨネーズです。スモークビネガーは、キユーピーのグループ会社である「キユーピー醸造株式会社」が独自に開発した、燻製の香りを閉じ込めた醸造酢。
（マヨネーズは燻製していません）

今回は、大切な原料である「スモークビネガー」の開発に携わった、キユーピー醸造の【 底押（そこおし）さん】に、「キユーピー 燻製マヨネーズ」のおいしさのヒミツやおすすめの食べ方を聞いてみました！
今回は、私「えみ」との対談方式でお伝えします♪

--------

― まずは、キユーピー醸造株式会社と底押さんのお仕事内容についておしえてください！

キユーピー醸造は、お酢を製造・販売しているキユーピーのグループ会社です。その中で、私は当時「寿司酢」など業務用のお客様の要望に合わせたお酢を研究開発する部署にいました。

― キユーピー醸造では、さまざまなお酢を製造しているんですね。では、燻製マヨネーズの原料である「スモークビネガー」開発のきっかけはなんだったのでしょうか。

「お酢を燻製してみる」アイデアのヒントになったのは、実はハムとソーセージなんです。キユーピー醸造のとある営業担当者が休日に家族と買い物をしていた時、ハムとソーセージを手に取りました。裏面をよく見ると、原材料に「くん液」と「醸造酢」が入っている。であれば、「燻製されたお酢」を作ったら、業務用の商品として販売できるんじゃないか？と考えたんですよ。
この商品をキユーピーのマヨネーズ開発チームに紹介したところ、「香料を使用しなくても燻製の香りをマヨネーズに閉じ込められる」という点が好評で、燻製マヨネーズの開発が本格的にスタートする事になりました。

― 開発のヒントは意外なところにあったのですね！では、スモークビネガー誕生までに苦労されたことはありますか？

一言に「燻製」と言っても「お酢」と「チップ(木)」次第では無限の組み合わせができます。
お酢は「酸味の立ち・のどごし」を、チップは「香りがよい事・クセが強くない事」などを重視。たくさんの試作を行い最適な組み合わせを選定した結果、燻製の心地よい風味が立ちつつも、「どんな食材と合わせても素材の味を引き立てる」理想のスモークビネガーが誕生しました。
スモークビネガー

その後も、全国販売に耐えられるくらい「量産」するにはどうすれば良いのか、醸造酢ならではの「オリ」※の発生をどうコントロールするか、キユーピーのマヨネーズ開発チームとも一緒になって、たくさんの壁をみんなで乗り越えてきました。
「燻製マヨネーズ」が完成した時は、本当に嬉しかったですね。

― 底押さんの想いが詰まった燻製マヨネーズ。おすすめのたのしみ方はありますか？

定番ですが、やはり「ポテトサラダ」です。

じゃがいもを蒸かして、玉ねぎ、きゅうり、ハム（またはベーコン）を合わせ、燻製マヨネーズをたっぷりと。仕上げにブラックペッパーをかければ、燻製の豊かな香りがたのしめるおつまみのできあがりです。じゃがいもは、ホクホクよりも、しっとりねっとりさせた方がおすすめですよ。

― 最後に、ファンクラブのみなさんに一言お願いします！

燻製マヨネーズを使えば、手軽にスモーク風味の料理ができあがります。
ポテトサラダはもちろん野菜やパン、ゆで卵、チーズなど、色々な食材とよく合うようこだわって開発しましたので、ぜひ試していただき、みなさんのおすすめの食べ方もおしえてください。新しい風味を、マヨネーズのおいしさと共にたのしみながら見つけていただければ嬉しいです！
--------

底押さん、ありがとうございました！

今回の開発ストーリーはいかがでしたか？
「キユーピー 燻製マヨネーズ」を使って作ってみたい料理をぜひコメント投稿でお寄せください。
使ったことがある方は、燻製マヨネーズのおすすめポイントなどもおしえていただけたらうれしいです。
トピックへの感想や、底押さんへのメッセージもお待ちしています！

▼燻製マヨネーズで作ってみたい料理や、開発ストーリーへの感想などの投稿はこちら
次回の「マヨラインアップ開発ストーリー」もどうぞおたのしみに！

えみ

※お酢の原料に含まれるたんぱく質などが結合して生じる沈殿物のこと