雪深い田舎育ちで前回(?)の東京オリンピックの時は小６でした。当時オリンピック開催は300万人と言われる死者を出した太平洋戦争からの復興を示す国民の矜恃であり、悲願でありました。開催2~3年前から競技施設や関連インフラなどの突貫工事が行われ、その労働力として農家の方々は冬季に出稼ぎに行くようになりました。地方も潤いテレビ、冷蔵庫、洗濯機の普及するなど生活が豊かになりました。演歌「津軽平野」に出稼ぎに行く場面と帰って来る時の描写がありますが、その当時のことを歌に込めたのではと思います。世の中が国民が東京オリンピック開催に一丸となっていたし、アジアで初めて開かれるオリンピックを成功させ世界に認めてもらおうと一心だったと思います。また、街にも村にもテレビでもオリンピック音頭が流れていました。それに比して2020東京オリ・パラ大会開催の影の薄いこと、新型コロナが世界にどっかと座り込んでいるようです。