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  • from:WACCATRIP案内人 ミズキさん

    2020年07月27日 19時37分21秒

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    雑誌「天然生活」とタカギの共同編集で浄水カートリッジの再利用方法を考えます。

    活性炭の再利用について生活研究家の阿部絢子さんと考える
    撮影/山田耕司 取材・文/野上郁子(オフィスhana) イラスト/網中いづる

    活性炭といえば、まず思い浮かぶのが浄水器のカートリッジ。今回はその再利用について、生活研究家の阿部絢子さんと考えてみました。

    世界各国の環境問題や家事など、暮らしの実情を知るため、毎年、さまざまな国を訪れ、ホームステイしているという阿部さん。そこから得た経験も取り入れ、自分に見合った、環境にやさしい暮らしを実践している。

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    阿部絢子さん あべ・あやこ
    薬剤師の資格を持ち、洗剤メーカー勤務後、家事全般や食品の安全性の専門家として幅広く活躍。家事については、 だれもが、いかに科学的に効率よく、しかもスムーズにこなしていけるかを研究し提唱している。
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    毎日の暮らしで飲む水、調理する水。安全でおいしい水を求め、浄水器を取り入れる方が増えてきました。浄水カートリッジ式の場合、定期的に交換を行いますが、その使用済みの浄水カートリッジをそのままごみとして廃棄している方が多いのではないでしょうか。
    ところが、この浄水カートリッジ、「浄水」という役目を終えたあとでも、その中の活性炭には、においなどの物質を吸着・除去する能力が十分に残っているのだそうです。
    この点に注目した浄水器メーカーのタカギは、使用済みの浄水カートリッジを、「浄水」以外の用途で再利用できないかと考え、暮らしに備長炭を取り入れている阿部さんとその活用法を一緒に考えることにしたのです。
    「備長炭、活性炭ともに、多孔質という構造です。穴がたくさんあいていて、そこに物質を吸着する性質があるので、同じ用途に使えると思います。私がふだん備長炭を活用するのは、キッチン、玄関、トイレ、クローゼット、ネコのトイレなど、暮らしのなかで生じるさまざまなにおいをとるためです。ですから、活性炭も消臭目的で活用するのが一般的だと思います。しかも、活性炭のほうが構造上、吸着する穴が多いですから、備長炭よりも少ない量で効果が出るのではないでしょうか?」と阿部さん。
    さらに、備長炭にはない、野菜や果物から放出されるエチレンガスを吸着・除去するという、活性炭の機能にも期待したいといいます。

    活性炭は暮らしのにおいをとるのに活用

    「エチレンガスは老化ホルモンともいわれますが、上手に使えば、未熟な果実を熟成させて甘くしたり、柔らかくしたりすることもできます。りんごと一緒にキウイやバナナを保管すると早く熟すのは、まさしくりんごが生成するエチレンガスのおかげです。ただし、一般的には、野菜の老化を進め、劣化を早めてしまうので、鮮度を保つためには野菜室のエチレンガスは少なくするほうがいいんです。使用済みの浄水カートリッジで、どの程度、除去できるのか、まず研究データを示してもらえるといいなと思います。また、浄水カートリッジとして使用したあと、活性炭がシート状になるような仕様なら、野菜などに巻いて使えるので便利だと思います」と阿部さん。
    野菜の鮮度を長く保つことができれば、食材を捨てずに食べきることにつながり、フードロス削減にも貢献できます。阿部さんは、フードロスについてはどう考えているのでしょうか?
    「私はフードだけではなく、すべてロスさせたくない。そのためには、自分の暮らしに見合った循環をしていくのが大切だと思っています。まず、自分にとって不要なものをリフューズ(断る)し、暮らしに取り込むものをリデュースする(減らす)。この入り口がとても大事です。最初に大量にものを取り入れてしまったら、大量に使わないとロスになる。また、好みでないものを取り入れたら、使わないまま残り、最終的にロスになる。最初にそれを防ぐのです。そのあと、リユース(再利用)、リサイクル(再生)で回します。とはいえ、リサイクルは別のものに再生させなくてはいけないのでハードルが高い。私はできるだけリユースで終われるように、そこまでに使い切る工夫をしています」
    暮らしを小さくして回していけば、環境に負担をかけずにすむ。阿部さんはそんなふうに考え、日々できることを実践しているのです。具体的にどんなふうにフードロスを防いでいるのか教えていただくと......。「食材を食べ切るためには、まず量の問題がありますから、計算したうえで必要量だけを購入します。ひとり暮らしだし、すごく安いからといって、大量に入っているものは買いません。
    使用済みの浄水カートリッジは、消臭機能を妨げないよう、空気が通る不織布で包んで。「見た目も美しく」

    多くの靴を収納する下駄箱は、それぞれの靴に残ったにおいが充満しがち。消臭用にかごに入れておく。

    クローゼットに収納する服は頻繁に洗濯できないものが多く、においがこもりがち。ニット袋に入れて吊るしておく。

    循環させて暮らしの中のロスをなくしていく

    そして、食材は使わないとなくならないので、冷蔵庫内を循環させることを考えます。野菜室に野菜がたくさんあれば、総菜に調理して冷蔵室に移します。それを自分で食べたり、人にあげたりしてなくします。肉の棚、魚の棚も同じように回せば、食べ残すことがないんです」
    環境にやさしい、阿部さん流の暮らし。そこには、長年にわたり、世界各国の家庭にホームステイし、「ごみはどんなふうに処理されるのか、ごみを出さない工夫はどのようにしているのか、リサイクルはどうなっているか」など、自分の目で見て、自分はどうしたいかを考えてきた経験が生きているといいます。
    「いま、心がけているのは、日本でつくられたものを使い、日本で最後まで処理すること。これは、北欧やドイツ、オランダなどで行われている、リユース、リサイクルの自国処理から学んだことです。たとえば、日本の食材を選び、それを食べ切る。不用になった衣類や本などは国内で再利用してもらえるようショップに送る。日本はまだリユース、リサイクルの先を海外に求めていますが、私の暮らしでは、日本の中で回していこうと思っているんです」
    自分にとって大切なものが定まると、そのために何を選んでどう暮らしたらいいか自然とわかってくる、と阿部さん。「活性炭の再利用を考えることが、自分にとって何が大事か考えるきっかけとなり、自分に見合った〝環境にやさしい暮らし〞につながっていくといいですね」
    冷蔵室は保存する食品から発せられるにおいが混じり合うことも。その対策として、少し残ったものを収納するかごに一緒に入れ、上段に置いておく。

    生ごみは時間が経つと腐敗臭が発生するので、ごみ箱のふたの裏に貼り付けて。オムツ対策にも。

    履いた靴はすぐにしまわず、湿気を飛ばしながら、活性炭を差し込んでイヤなにおいもとる。

    きれいな包装紙は保存袋に入る量だけストックし、再利用。今回は浄水カートリッジを包むのに使用。


    もっと知りたい活性炭のこと、使用済み浄水カートリッジのこと
    タカギの開発部松尾が教える、活性炭のこと、使用済み浄水カートリッジの再利用法について

    Q. 活性炭と備長炭、何が違うんですか?
    A. 活性炭、備長炭ともに、原料を焼いて炭にしたものですが、活性炭はさらに「賦活」という工程で焼き増しを行います。その結果、より表面に多くの孔をあけることができ、表面積が大きくなります。表面積に比例してにおいなどの物質を取り込めるため、活性炭のほうが除去機能が高くなります。


    Q.浄水カートリッジ再利用時の注意点は?

    A.浄水器で使用している際、表面の不織布に小さなごみなどが付くこともあるので、一度手洗いで洗浄し、乾かしたあと使いましょう。その際、活性炭は吸着する力が強いため、洗うときに洗剤を使用しないこと、また、乾かす際は、室内に置くと芳香剤や料理のにおいを吸ってしまうので、天日干しがおすすめです。

    Q. 活性炭には何ができますか?
    A. 活性炭の主な効能は4つです。水に含まれる塩素や有機物などを除去する「浄水機能」、においを吸着・除去する「消臭効果」、エチレンガスを吸着・除去して「野菜の劣化を防ぐ効果」、そして「保水」です。「保水」の部分では、地力が低下した土壌の保水性を高める土壌改良などにも活用されています。


    Q. 使用済み浄水カートリッジの保管方法は?

    A. 保管する場合は、使用済みの浄水カートリッジ(活性炭)を一度洗浄してから、天日干しで乾燥させ、密閉容器に入れて保管しましょう。この際、水けがあるとカビなどが発生する可能性がありますので、天日でしっかりと乾かすことが大切です。とはいえ、あまり長期間の保管はおすすめできません。


    Q. 使用済み浄水カートリッジでも効果はある?

    A. 使用済みの浄水カートリッジは「浄水機能」としての役割は終えていますが、活性炭としてはまだ性能が残っているため、においやエチレンガスの吸着・除去などの効能は十分に得られます。その使用期間は研究中で明言できませんが、消臭や野菜の劣化防止にお使いいただき、効果が薄れたと感じたら、処分時です。



    Q. 浄水カートリッジの処分の仕方は?
    A. タカギの浄水カートリッジは各パーツがしっかりと組み立てられているので、基本的に分解できません。そのままの状態で一般家庭ごみ、もしくは各自治体の区分に従って廃棄することを推奨しています。今後の課題として、分別できるようにする、再利用しやすい形状にするなど、検討していきたいと思っています。


    タカギが提案するフードロス削減への活用
    「小さくても自分たちでできることを」と、タカギが目指すのは使用済みの浄水カートリッジでフードロスに貢献すること。

    「浄水カートリッジは、使用して3、4カ月で浄水機能はなくなりますが、活性炭として物質を吸着・除去する能力は十分残っています」と、タカギの松尾さん。その機能を別のかたちで使えないかと考え、着目したのが、野菜の劣化を早めるエチレンガスを吸着・除去する機能です。
    「国内の浄水器の使用率は40%。その使用済み浄水カートリッジを活用して、野菜の鮮度を長持ちさせることができれば、フードロスに貢献でき、価値ある取り組みになるのではと考えています」
    現在、タカギではエチレンガスの除去機能について研究を進めており、阿部さんも「みんなでフードロスを考えるのはいいこと」と、期待を寄せています。

    ――――――
    エチレンガスとは
    野菜や果物などが発する植物ホ ルモンの一種。別名、成熟ホルモン、老化ホルモンともいわれ、その放出量や影響の受けやすさは作物 によって異なる。収穫後も放出されつづけているので、保存する際、周りの野菜や果物の劣化を早めてしまう場合がある。
    ――――――

    〈エチレンガスの影響を受けやすい野菜・果物〉
    きゅうりやトマトなどの果菜類、レタスやブロッコリーなどの葉菜類、そしてバナナなどの果実は影響を受けやすく、成熟後、劣化が進んでいく。

    エチレンガスは空気より軽いので野菜室の上のほうに活性炭を置くと効果的。阿部さんは冷蔵庫内を循環させることでフードロスをなくしている。

    ■【写真投稿歓迎】みんなで自由研究「使用済みの浄水カートリッジ」でフードロス削減に挑戦
    https://cs.beach.jp/scu/3eek
    こちらのテーマでは、"「使用済み浄水カートリッジ」で野菜が長持ちするか?といった実践レポート"や "わが家の活性炭活用アイデア"などを大募集中!ぜひ写真付きで投稿しませんか?
    WACCATRIP編集部が共感したり感動したコメントは、「金言」として選定させていただきます。選ばれた方には感謝の気持ちをこめて、プレゼントを送付いたします。その後、「金言」としてWACCATRIP内で掲載いたします。

    みなさんの投稿をお待ちしております!

    (WACCATRIP編集部)
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