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  • from: Felixさん

    2007年06月21日 20時36分18秒

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    IBLJ・鍵山社長、独占インタビュー<後編>

    「地域密着抜きの球団経営はありえない」

    千葉ロッテによるアイランドリーグ球団買収構想は、四国のみならず、球界全体に波紋を広げている。
    実現には越えるべきハードルが多いが、この構想でアイランドリーグはどこへ向かおうとしているのか。
    舵をとる運営会社IBLJの鍵山誠社長を直撃した(今回は後編)。

     ロッテは最適なパートナー

    ――選手の育成を考えると、NPBと連携していくことに異論はありません。ただ、もうひとつの目的、地域密着という観点で考えた場合、外部からの資本で地元ファンに愛される球団が作れるのかという意見があります。
    鍵山:そもそも今は地域密着を抜きに球団運営ができる時代でしょうか。NPBでさえそうなのですから、マイナーの独立リーグではなおさらです。ロッテには千葉で立派に地域密着球団を作ったノウハウと実績があります。全く野球とは関係のない企業がバックにつくより、むしろ地域に根ざした球団をつくってくれるのではないか。リーグの目的を実現していく上では、最適のパートナーだと思っています。もちろんベストは地元企業も一緒になって運営していくスタイルでしょう。ただ、地域密着の基本原則が担保されることに比べれば、資本が内か外かという議論は小さな問題です。

    ――確かにそうですが、ロッテはあくまでも千葉がフランチャイズの球団です。参入したけど、将来的には撤退してしまうリスクもある。その際に地元の支援できる企業をしっかり確保しておくことも必要でしょう。
    鍵山:その取り組みはずっと続けてきました。高知では2年間、努力してきましたが残念ながら買い取り手が見つかっていません。もちろん、今後も継続はしてはいきますが、現時点では手を挙げていただいたところを優先して考えるべきだと思います。地元企業を無理やり巻き込んでも、そのほうが撤退のリスクが高いですからね。

    ――初年度は約3億、2年目は約1億5千万円がリーグ全体の赤字額と伺っています。3年目の見通しは?
    鍵山: おかげさまで観客数は前年比30%アップで推移しています。ただ、各球団の収支は若干赤字になりそうな見通しです。黒字をだすことができても、累積赤字を解消するまでには至らないでしょう。全体では約2000万円の赤字を目標にやっています。黒字を目指すと言えないのはツライところですが……。

     リーグとチームの存続が最優先

    ――うがった見方をすれば今回の動きが、リーグを他に譲渡する第一歩とも取られかねませんが……。
    鍵山:そんなことはありませんよ(笑)。我々は各球団を分社化するにあたり、ルールをつくりました。細かくは話せませんが、何をするにも4球団の合意が必要なシステムをつくっています。もちろん、今回の件も各球団が最終的に合意しなければまとまりません。ロッテが球団を保有しても、立場は対等です。リーグを手放すとか、乗っ取られるといった心配はありません。

    ――アイランドリーグは今後、どこを目指していくのでしょうか。最後に社長の考えを聞かせてください。
    鍵山:四国にはこれまでプロ野球の球団がありませんでした。そこに“おらが街のチーム”が生まれ、地元のみなさんのおかげで少しずつですが形になってきました。“おらがチーム”とリーグをいかに続けていくか。これが我々の最低限の目標であり、使命です。チームがなくなってしまえば、地域密着も選手の育成もできません。地元出身選手を増やすとか、選手の練習環境をよくするとか、もっとお客さんに楽しんでいただける仕掛けを作るとか、欲を言えば課題はたくさんあります。ただ、それもチームとリーグがあればの話です。ベストではないかもしれませんが、ベターを目指す。今回の話はその1つの手段だと理解していただければと思います。いろいろな意見があるのは当然でしょう。NPB側の反応をみても、すんなりと構想が進むことはないと思います。ただ、我々としてはどんな形であれ、柔軟に対応できる体制は整えておきたい。野球界の発展のためにも、新しいビジネスモデルを軌道にのせるためにも、プラスになることであれば、どんどん取り入れていくつもりです。

    (おわり)

    (聞き手:石田洋之)


    <blockquote><長崎が来季よりリーグ参入?>
    IBLJ・鍵山社長が前編で語っていた球団エクスパンションが現実味を帯び始めた。長崎県佐世保市に本拠を置く「長崎セインツ」がアイランドリーグへの参入を検討していることが明らかになった。九州では、九州7県と山口を含めた8チームによる独立リーグ構想が進んでいる。当初は08年4月の開幕を目指していたが、現時点では各県の球団設立が進んでいない。そこで長崎が「九州独立リーグ準備室」と業務提携を結ぶアイランドリーグに当面の間、参入し、選手育成や運営ノウハウを吸収することを考えているという。また、福岡にもリーグ参加の動きがある。長崎セインツの前身は社会人チームの佐世保ドリームスターズ。07年3月、九州独立リーグへの参加を目指して設立された。監督は南海で活躍した河埜敬幸(愛媛・八幡浜市出身)。総監督を歌手の前川清が務める。主将は地元出身で徳島インディゴソックスに2年間在籍した松原祐樹。選手たちは支援企業のハウステンボスなどで働きながら野球を行っている。チーム発足後、最初の試合では萩本欽一率いる「茨城ゴールデンゴールズ」と対戦し、4-8で敗れた。

    長崎まで含めた広域リーグとなれば、選手の移動、宿泊等の費用、日程の調整など実現には課題も多い。ただ、九州でのスポンサー獲得といったメリットもあるだろう。いずれにしても地域密着のマイナーリーグが全国に広がることは野球の底辺拡大にプラスだ。今後の動きを見守りたい。

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