「オリックス：連勝、山本は７勝目　日ハムは中盤の失点痛く」
オリックスが連勝。
五回に日高のソロなどで２点を先取すると、六回２死満塁、小瀬の適時二塁打で３点を追加した。
先発・山本は九回に打ち込まれて完投を逃し、「次はやり返したい」と７勝目にも複雑な表情。
日本ハムは相手を上回る１０安打を放ったが、好機に一打が出なかった。

▽オリックス・大石監督代行
　今日はバッテリー。山本は低めを丁寧に突いていた。日高もホームラン打ったし。

▽日本ハム・梨田監督
　反撃が遅すぎる。多田野の日高に対する球が甘かった。内容自体は悪くなかったけど。

○…オリックスは出場４試合目の新人・小瀬（おぜ）が攻守に活躍した。２点を先取した直後の六回表、稲葉の左邪飛を全速力で追いかけ滑り込んでキャッチ。その裏の攻撃では、２死満塁でプロ初長打となる左中間二塁打を放ち、走者を一掃した。近大から大学・社会人ドラフト３巡目で入団。不調の浜中に代わって今月１５日に１軍登録され、打撃センスと足を見込まれフル出場している。小瀬は「チャンスで結果を出すことが出来て良かった」と笑顔を見せた。

○…日本ハムは、先発・多田野が日高を意識しすぎたのがあだになった。五回、前の打席で二塁打を許した日高に、甘い直球を右翼席に運ばれ動揺。六回は２死二塁で日高を敬遠したが、一輝、小瀬と連打を許し計５失点で降板した。前回対戦の今月５日には３打数無安打に抑えた相手だけに、多田野は「自分が先に踏ん張れなくなった」と悔やんだ。　

★オリックス・宮本を１軍登録
　難病「黄色靱帯骨化症」からの復活を目指していたオリックスの宮本大輔投手（２６）が１９日、１軍登録された。
　宮本は「野球が出来る喜びをかみしめている。今持っている力を出したい」と意気込んだ。
　宮本は宮崎・延岡学園高から００年にドラフト１位で近鉄に入団。
　０１〜０４年の４１試合に登板し２勝３敗１セーブをマークした。
　０６年の春季キャンプ中に背骨のじん帯が骨化し、せき髄を圧迫する黄色靱帯骨化症を発症。
　０７年は育成選手としてリハビリを続け、今季から再び支配下登録された。
（毎日新聞）

「オリックス、日ハムに快勝…多田野に投げ勝った山本が７勝目」
オリックスは五回、日高が８号ソロを放って先制。
さらに坂口が中前適時打を放って加点した。
六回にも、二死満塁から小瀬の左中間二塁打で３点を追加した。
オリックスは八回にも下山のソロで加点した。
山本は７勝目。
日本ハムの多田野は、中盤に崩れて３連勝はならなかった。
（読売新聞）