「近藤粘りの７回無失点」
オリックス近藤一樹投手（２５）が７回無失点の好投を見せた。
走者を出しながら粘りの投球を見せ「毎回のようにピンチを迎えた中で、何とか粘れました。バックの守備に助けられて、７回まで無失点で乗り切ることができました」とコメントした。
（日刊スポーツ）

「坂口が勝ち越し打　日本ハムは５連敗で貯金０」
オリックスが延長戦を制し連勝。
０－０で迎えた延長十一回、塩崎の安打と２四球で２死満塁とし、坂口の左前適時打で２点を勝ち越した。
５投手のリレーで零封し、清川投手コーチは「全員粘りの投球ができていた」。
日本ハムは好機にあと１本が出ず、５連敗で貯金０に。

▽日本ハム・梨田監督
　武田久は、１、２回悪いからって信頼をなくすことはない。明日から出直すつもりでやっていきます。　

▽オリックス・大石監督
　投手が頑張ってくれた。当たり前だけど、点をやらなければ負けない。この勝ちは大きいです。　

◇満塁で、また殊勲打…オリックス・坂口
　今季のオリックス・坂口は満塁でめっぽう強い。
　４時間を越えた試合でも、その勝負強さは健在だった。
　延長十一回２死満塁、相手は今季５打数無安打に抑えられている武田久。
　相性が良くない相手だけに「ずっとやられている」と、頭にたたき込んで打席に入った。
　１－１から、際どいコースのフォークを２球連続ファウル。
　そして５球目、ストライクゾーンに来た直球を捕らえ、２人の走者を迎え入れた。
　プロ６年目。
　中堅のレギュラーに定着したが、ここ９打席は安打なし。
　五回には送りバントを失敗するなど、貢献していなかった。
　「迷惑かけた分を取り戻したい」一心が、今季６度目となる満塁での１打を呼び込んだ。
　チームの粘りも光った。
　投手陣は毎回のように走者を背負いながらも抑え込んだ。
　十一回の満塁は、小瀬が手首の違和感でいったんベンチに戻りながらも四球を選び、塩崎の安打と日高の四球で作り出したもの。
　「投手が抑えてくれていたし、勝てると思っていた」と坂口。
　投打がかみ合わずに連敗を繰り返していたシーズン序盤とは明らかにムードが違う。
　３位に１．５ゲーム差に迫り、クライマックスシリーズ進出を射程にとらえた。
（毎日新聞）