「引退モリシ、“初仕事”は香川の残留説得…」
今季限りで現役を退くＣ大阪の元日本代表ＭＦ森島寛晃が３１日、大阪・長居陸上競技場で引退会見し、今オフ移籍の可能性が浮上している日本代表ＭＦ香川真司をチームに残留させるため乗り出した。
瞳を潤ませ、時折、声を詰まらせながら長かった選手生活の思い出を語った“元祖ミスターセレッソ”は「今後、セレッソを引っ張っていってくれるのは香川真司だと思う」と、１９歳の司令塔を後継者に指名した。
Ｕ―１９日本代表でサウジアラビアに遠征中の香川とは、出発前に食事をし「自分の思いは伝えた」。
代名詞でもあった自身の「背番号８」も「真司に着けてもらいたい」と熱望。
移籍か残留かで揺れる香川に対して、「最初の仕事」と今後も説得していく。
引退後はクラブスタッフとして、普及にあたる「セレッソ大阪アンバサダー」、育成に携わる「ハナサカクラブ会長」就任も決定。
「もう一度、監督という立場でここに戻ってこられたらと思っている」と将来の指揮官就任も希望。
桜一筋１７年の森島は「唯一の心残り」というタイトル獲得を目指し、今後もＣ大阪に全精力を注ぎ込む。
（スポーツ報知）

「森島、来年２月にも引退試合」
Ｃ大阪・森島は引退後、コーチライセンスの取得を目指しながらアンバサダーとしてサッカースクールでの指導や広報活動に携わる。
チーム関係者は「具体的な初仕事は決まっていませんが、チームのイベントなどに出てもらうことになると思います」。
来年１月まで選手契約を残すため、“仕事始め”は２月となる。
また、引退試合は来年２月にも長居スタジアムで行われる。
同関係者は「あれだけの選手ですからね。どんなスタイルにするかは調整中です」と話した。
（サンケイスポーツ）