＜大阪７３－７０大分＞
◇２７日
◇大分・ビーコンプラザ

西地区首位の大阪エヴェッサが同地区３位の大分ヒートデビルズを７３－７０で下し、連敗を２で止めた。
３点リードされて迎えた第４Ｑ、残り２分Ｆ波多野が自ら失敗したシュートのリバウンドを奪い、再びシュートを決めて逆転。
その後、Ｇマーシャルが４本のフリースローを確実に決め、大分を突き放した。
同地区２位の高松が東地区首位の仙台に勝ったため、ゲーム差は３のまま。
大阪は前半戦を１７勝５敗、貯金１２として、３季連続首位で折り返し、後半戦に挑む。

２季連続ブロックショット王Ｆニュートンが大分の攻撃をねじ伏せた。
第４Ｑ残り１３秒、大分攻撃陣は３Ｐシュートで同点、延長戦を目論んでいた。
大分はエースのＰＦエリスにボールを託し、３Ｐシュートを狙ったが、ニュートン得意のブロックショットがさく裂。
ジャンプボールに持ち込んだ。
続く、Ｇ三友の３Ｐシュートもブロック。
大分にシュートさえ打たせず、大阪が勝利をもぎ取った。

ＰＧ宍戸のシックスマンとしての役割も連敗ストップに大きく貢献した。
ここ数試合、大阪らしい速い攻撃のリズムが作り出ず連敗した天日謙作ヘッドコーチ（４１）は、この日第１Ｑ残り５分から宍戸を投入。
徐々に攻撃のスピードが上がると、第２Ｑには、宍戸とＧロティックがファーストブレイクを連発。
大阪らしい攻撃で、大分ディフェンスを置き去りにする場面が何度も見られた。
宍戸はこの日、Ｇ仲村の３Ｐシュートを演出するなど２本のアシストを記録。
出場時間１７分間で勝利へ結びつく決定的な仕事を果たした。

大阪は、マーシャルが２２得点１０リバウンドで３試合ぶり今季１０回目のダブルダブルを記録するなど、スターター４人が２試合連続２ケタ得点を挙げる活躍を見せた。
天日ヘッドは「タフだったが、いいゲームが出来た。ニュートンは２６日の大分戦で手首を痛めたが、良く頑張ってくれた」と称賛した。

(日刊スポーツ)