大阪８２－６５大分

2008年02月03日
守口市民体育館

西地区首位の大阪エヴェッサが同３位の大分ヒートデビルズを８２－６５で下し、今季３度目の３連勝を飾った。
１点リードして迎えた第４クオーターに驚異的な集中力を発揮。
それまで３Ｐシュートが１３本中１本しか決まらないなど、フィールドゴール（ＦＧ）決定率が３０％台とらしくなかったが、第４ＱだけでＧロティックの３Ｐシュートを含む１３本のシュートをリングに沈め３４得点。
ＦＧ決定率８６．７％で、大分を突き放した。
大分との対戦成績は５勝１敗となり、４つの貯金を作り、直接対決を終えた。

リーグの日本人リバウンド王がチームを勝利へ導いた。
この日、１試合平均５.８本の波多野が２つのオフェンスリバウンドを含む１４リバウンドを奪った。
大分相手だから価値がある。
大分は２１１センチのエースＰＦエリスをはじめ、２０３センチのＦアレンと２０８センチのＣエアーを加えた２００センチを超える外国人選手「ビッグ３」を揃える。
大分は、このビッグ３に１９５センチのＣＦ小川を加えた布陣でリバウンドを制する作戦だったが、波多野を中心とした大阪のリバウンド力が大分の高さを粉砕した。
天日謙作ヘッドコーチ（41）も「日本であれだけリバウンドを捕れるのは彼だけだと思う。１９２センチしかないのに」と絶賛した。
波多野は得点も１１点取って、今季２度目のダブルダブルを記録。
「マン・オブ・ザ・ゲーム」にも選ばれた。

大阪はロティックが今季最多得点まであと２点に迫る２７得点４アシストを記録。
昨日のマン・オブ・ザ・ゲームに選ばれたＧマーシャルは１３得点１３リバウンド９アシスト、Ｆニュートンも２４得点１４リバウンドで、ともにダブルダブルを決めた。
天日ヘッドコーチは「ゾーンディフェンスが効いていた。第４Ｑはゾーンから走れたのが勝因」と話した。
同２位の高松が東地区首位の仙台に敗れたため、ゲーム差が４に広がり、西地区の首位独走態勢を固めた。

(日刊スポーツ)