「大阪３連覇へ課題、新潟戦３連敗」
　今季は新潟に勝てないのか…
　西地区首位の大阪エヴェッサは、東地区２位の新潟アルビレックスＢＢと対戦し８６－９０で敗れた。
　今季、新潟戦はこれで３連敗となり、３連覇を目指す大阪にとって、多くの課題が残る試合となった。
　「うちはサイズ（身長）のないチーム。ディフェンスリバウンドを捕れなければ、どうしようもない。新潟にオフェンスリバウンド２５本も奪われてしまっては…」と、天日謙作ヘッドコーチ（４１）は嘆いた。
　第１クオーター（Ｑ）、リバウンドのキーマンＦ波多野がファールを３回取られ、途中交代を余儀なくされたことが響いた。
　前半終了時点で、今季初先発のＦハン、Ｇマーシャルもファール３つ。
　波多野を含め、３人がファールトラブルに陥り、大阪は思い切ったプレーができなくなり、勝敗の行方を決めてしまった。
　収穫もあった。
　右ふくらはぎ痛で戦列を離れていた司令塔Ｇロティックが３試合ぶりに復帰。
　３６分間プレーし、チーム最多２６得点を挙げる働きを見せ、ブースターを安心させた。
　天日ヘッドコーチは「ディフェンスは悪くない。しっかりブロックアウトするように指示したい」と語り、あす２日の新潟戦に向け、気持ちを切り替えていた。
　（なにわＷＥＢ）

「兵庫で初のリーグ戦」
　バスケットボールのｂｊリーグは１日、各地で５試合があり、尼崎記念公園総合体育館では、兵庫県内では初のリーグ戦となる大阪-新潟が行われた。
　ディスクジョッキーによる場内放送が響く中、身長２メートル近い選手がスピード感あふれるプレーを繰り広げ、約２９００人の観客を沸かせた。
　大阪は大阪府を本拠地にしているが、尼崎市にある同体育館も今季からホームアリーナの一つとして位置づけている。
　序盤から新潟が優位に試合を進めた。
　大阪は第４クオーターに４点差まで詰め寄ったが、最後はゴール下で競り負け、８６-９０で敗れた。
　大阪の天日ヘッドコーチは「熱心に応援してくれ、やりやすい体育館だった。これからもここをホームとして試合を続けたい」と話していた。
　大阪は２日も同体育館で新潟と対戦する。
　（神戸新聞）