「キングス序盤に大差、大阪戦連敗ストップ」
　プロバスケットボールｂｊリーグの琉球ゴールデンキングスは１６日、大阪府の岸和田市総合体育館で大阪エヴェッサと第３６戦を行い、序盤に大量リードを奪って８７―８５と接戦を制した。
　キングスは対大阪戦の連敗を５でストップし、通算成績を１０勝２６敗とした。
　キングスは第１クオーター、チームでしっかりと守り大阪からボールを奪うと速い展開の攻撃を繰り返し、３本の３点シュートを含む３０得点で３０―１４と大阪を大きく突き放した。
　第２クオーター以降は大阪に追い上げられたが、スティールやシュートブロック、リバウンドから攻撃につなげるなど、要所で高い集中力を発揮し競り勝った。
　キングスの第３７戦は、２２日午後７時から那覇市民体育館に高松ファイブアローズを迎えて行われる。

【評】立ち上がりに堅守からの速い攻撃で大阪を突き放したキングスが、貯金を生かして競り勝った。
　第１クオーター、キングスはスティール５本と堅いチーム守備から速攻を連発し、２点ゴール成功率７１・４％と効率の良い攻撃で大阪を突き放した。
　このクオーターだけで９アシストと、パスも良く回った。
　第２クオーター以降は大阪の守備を効果的に崩しきれない場面もあり、不可解な判定もあって終盤に追いつかれたが、リバウンドを取って大阪の追撃を振り切った。
　ハーブ・ギブソンの４本をはじめ、チームで９本の３点シュートを決めたことも大きかった。
　（琉球新報）