「ホーム最終戦を白星で飾れず西地区２位転落！」
大阪エヴェッサが、東地区１位が確定している仙台８９ＥＲＳに８３－８５で敗れた。
第４クオーター（Ｑ）に一時逆転し、勝利への執念も見せたが、仙台Ｆセントプルー（２８）に豪快なダンクシュートを決められ、力尽きた。
５日の試合と明らかに違う審判の判定に大阪は戸惑っていた。
その結果、チームの大黒柱で攻守の要Ｆワシントン（３０）が前半だけで３つ、リバウンドのキーマンＦ波多野も同じく３つのファウルを取られた。
第３Ｑ残り６分１４秒、ワシントンが４つ目のファウルを取られ、交代を余儀なくされた。
第４Ｑ残り６分２１秒に、再びワシントンを投入するが、要所で仙台にオフェンスリバウンドを奪われ、得点に結び付けられた。
天日謙作ヘッドコーチ（４１）は「今日のような試合をプレーオフでやって負けることを考えたらね。修正点も見つかった。ディフェンスで誰を誰にマークさせるとか。でも、この敗戦は大きい」と、自力で１位通過を決められなくなった現状を嘆いた。
大阪は、２月２３日、２４日の沖縄戦以来、同一カードで連勝ができない。
天日ヘッドは「１戦目に勝利すると、選手がこの程度で勝てると思ってしまう。気持ちの問題」と、苦渋の表情を見せる。
課題はそれだけではない。
同ヘッドは「ワシントンの復帰で、チームは良くなると思っていた。しかし、どこか攻撃がぎくしゃくする。マーシャルがワシントンに遠慮したり。新しい攻撃パターンを加える必要がある」と、攻撃面での課題を挙げた。
次節は、会場を仙台に移し、再び２連戦。
大阪はアウエーでこの借りを返すだけだ。
（日刊スポーツ）