「エヴェッサ３連覇王手」
大阪エヴェッサが３連覇へ王手をかけた。
西地区決勝は大阪が１００－７３で福岡に大勝。
３０得点を挙げたＧマット・ロティック（２５）やブロックショット（ＢＳ）８本を決めたＦジェフ・ニュートン（２７）ら攻守の歯車がかみ合い、参入１年目の福岡を寄せ付けなかった。
リーグ元年から１度も覇権を譲っていない王者が４日、東地区を制した東京と最強の座をかけて激突する。
大阪が３ケタ得点で３連覇の前祝いを行った。
第３クオーター途中で一時は６点差に肉薄され、天日謙作ヘッドコーチが「気を抜けない試合だった」と振り返ったが、組織力、個人技の差は明白。
相性抜群の有明で公式戦無傷の１５連勝まで記録を伸ばした。
３連覇を達成すれば、大阪から３年連続でリーグＭＶＰが選出されるのは確実。
１年目はワシントン、２年目の昨季はパルマーだった。
今季はこの日３０得点を挙げるなど屈指の攻撃力を誇るロティックか、今季ＢＳ１位でこの日も８本決めた浪速の守護神ニュートンが有力。
ベスト５に選出されたマーシャルも大穴候補で、かつてない激戦の賞取りレースだ。
「自分の仕事をまっとうするだけ。最後は最高の仕事がしたい」とニュートンが言えば、ロティックは「シュートを決めて相手に重圧をかける」と意気込む。
大阪が最強の称号を守り抜き、熱き男たちが最高の賞を手に入れる。
(日刊スポーツ)

「大阪が３連覇へいよいよ王手」
３連覇へいよいよ王手だ！
西地区を１位で通過した大阪エヴェッサが、ライジング福岡を１００－７３で下し、プレーオフ決勝進出を決めた。
天日謙作ヘッドコーチ（４１）は「タフなゲームでしんどかった。選手がすごく集中していたのでいいゲームができた」と、指揮官は疲れ切った様子の中にも、ほっとした表情を浮かべた。
秘策が勝利を呼び込んだ。
「彼らは３Ｐチーム。アウトサイドのシューターを抑えたかった」。
天日ヘッドは、この試合のために、新しいディフェンスパターンを１つ加え、臨んでいた。
「プレーの中で、マンツーマンからゾーンディフェンスにスイッチするプレーを練習してきた。合格点だったと思う」と評価。
レギュラーシーズンでは高確率で決められていた３Ｐシュートを、２４本中６本の成功に抑え込んだ。
オフェンスでは、Ｇロティック（２５）が序盤から大爆発。
前半だけで５本の３Ｐシュートを含む自己最多の２１得点を挙げる活躍を見せた。
天日ヘッドも「効果的に３Ｐシュートを決めてくれた」と称賛した。
大阪は、有明コロシアムでは、リーグ元年からレギュラーシーズンを含め、無敗の１５連勝を誇る。
「１５連勝？　気にしてないけど、良いことだ。（決勝は）どちらが出てきても似たようなチーム。集中して今季最後のゲームに力を出しきる」と語った。
（日刊スポーツ）

「ゴール下を制した東京が初のファイナル！」
プロバスケットボール、ｂｊリーグのプレーオフ東西各地区決勝が東京・有明コロシアムで行われ、東地区は東京が仙台を８８－８６で下し、初のファイナル進出を決めた。
西地区は王者大阪が１００－７３で福岡に快勝し、３年連続のファイナル進出。
ファイナルは４日に行われる。

東京が一進一退の大接戦を制した。
第４Ｑ残り１分で８２－８３の１点差から、ベーカーがゴール下からシュートをねじ込んで逆転。
さらにベーカーは残り１９秒にもスチールから速攻に持ち込んでダメ押し。
ブライアント監督は「最後までどうなるか分からなかった。素晴らしい試合だった」と喜んだ。
勝負を分けたのはオフェンスリバウンドだった。
仙台の１８本に対して東京は３３本。
「負ければ終わりだから、普段のゲームとは違う。ベストを尽くした」と今季加入のデービスは右目上を負傷しながら１人で１０本をもぎ取った。
チームのシュート成功率は４０・３％と低かったが、ボールへの執念で勝利を呼び込んだ。
リーグ戦は終盤１３試合を１２勝１敗という猛チャージで東地区２位。
同３位の新潟とのワイルドカードゲームも快勝してプレーオフに乗り込んでおり、上り調子のまま初のファイナルを迎えることになった。
日本人最多のも１１得点をマークした青木は「チームの雰囲気はいい。昨年は最下位で悔しい思いをしたので、今年は気持ちが１つになっている」と自信をみせた。
大阪とは今季１勝３敗だが、今の勢いなら勝機は十分ありそうだ。

＜大阪＞
最後は２７点差ついた西地区代表決定戦だったが、天日ヘッドコーチは「気の抜けないしんどい試合でした」と話した。
前半は５３－４０で折り返しが、第３Ｑに６点差、第４Ｑにも一時９点差に迫られた。
しかしマンツーマンからゾーンへ移行する、この日のための守備が奏功。
福岡の猛追を振り切った。
ロティックの３０得点に次ぐ２６得点を挙げたワシントンは「ファンに３連覇を約束したことが自分のモチベーション」と決勝での必勝を誓っていた。
（スポニチ）

「大阪、東京が決勝進出」
バスケットボール男子のｂｊリーグは３日、東京有明コロシアムで東西両カンファレンスのプレーオフ１回戦を行い、３連覇を狙う西の大阪（レギュラーシーズン１位）は今季新加入の福岡（同３位）を100―73で下した。
東は東京（同２位）が仙台（同１位）に88―86で競り勝ち、４日の決勝は大阪―東京の顔合わせとなった。
大阪はロティックの３点シュートなどで第１クオーターを28―17とリード。
第３クオーターに６点差まで詰め寄られたが、堅守でリズムを取り戻し、福岡を突き放した。
東京は82ー83で迎えた残り１分で、ベーカーのシュートで逆転し、接戦を制した。
（日本経済新聞）