始めて仕事でフィリピンに行った頃はまだ日本にもPPはそんなに沢山なく、もちろん自分でもそういうところに遊びに行ったことがなかった。
たまたま現地の親父に連れて行かれたところが鄙びたカラオケバー。　　ほぼ真っ暗と言う店内に古びたモニターでカラオケの音が響き渡る。　店内を進むといくつか個室がある。　　そこに男４－５人で入る。　　
しばらくすると安物の香水の臭いで隣に誰かいることがわかる。　
「Hello…　My name is Alma」若干緊張して挨拶すると何処から来た？と聞くので日本と答えると日本語で「名前は」と聞いてきた。　いきなり日本語で返されたので何で日本語がわかるんだ？と聞くと、日本にいった事は無いが以前日本人の彼氏がいたと言うことらしい。
たまにモニターの照り返しで見る彼女の彫りの深い目は私のスイートスポットにすっぽりはまった。
あっというまに時間が過ぎてお開きとなり後ろ髪を引かれながら席を立った。　若かった自分はあの生スソ攻撃に完璧にノックアウトされていた。　
翌日の朝帰国する私は、よし　Almaちゃんにもう一度会うぞ！と言う固い決意を決めていた。

つづく