2008年 03月 24日 08:14 JST

　［東京　２４日　ロイター］　市場関係者によると、きょうの東京市場で日経平均は弱含みの展開となる見通し。前週末の米国市場が休場で手掛かりに乏しいほか、３日続伸していることもあり戻り売りが出やすいとみられている。朝方発表される１─３月期の法人企業景気予測調査で弱い数字が出れば売りが先行しそうだという。

　日経平均の予想レンジは１万２２００─１万２６００円。

　前週末の米国市場が休場であるほか、きょう２４日は英国、ドイツ、フランス、オーストラリア、香港が休場となる。「海外市場の休みが続き投資家は手を出しにくいだろう。前週末高く終わった反動がありそうだ。１─３月期の法人企業景気予測調査が弱ければ売り先行となりそうだ」（国内証券）と弱含みの展開を予想する声が出ている。

　明和証券シニアマーケットアナリストの矢野正義氏は「今週は米経済指標の発表が予定されており、それをにらみながらの展開となりそうだ。３月期末特有の株高期待もあるが、前週末の米国市場が休場だったこともあり、きょうは売り方も買い方も一服するなかでの展開が続くのではないか」とみている。

　今週は米国では２４日に２月中古住宅販売、２５日に１月Ｓ＆Ｐケース・シラー住宅価格指数、２６日に２月新築住宅販売と住宅関連統計の発表が相次ぐ。

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