2008年 09月 29日 08:30 JST
　　　　　　　 前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均.N225　 11893.16 14691.41 11489.30

　　　　　　　　 （-113.37） 2008年1月4日 2008年9月18日

同12月限<0#2JNI:> 11960

東証株価指数　　　 1147.89

ＴＯＰＩＸ先物　　 1157

シカゴ日経平均先物 12120 （ドル建て）

　　　　　　　　　 12070 （円建て）

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　［東京　２９日　ロイター］　市場関係者によると、きょうの東京株式市場で日経平均は上値の重い展開になる見通し。米金融安定化法案について大筋合意がまとまったことで短期筋の買い戻しが入ると予想されているが、金融機関の資本不足など問題は残っており、投資家の警戒感は引き続き強い。景気への不安もあり、積極的に上値を追う展開は期待しにくいという。

　

　日経平均の予想レンジは、１万１８００円─１万２１００円。


　米議会は金融機関の不良資産の買い取りと金融危機の緩和を目指す７０００億ドルの金融安定化法案をめぐる修正協議で大筋合意した。早ければ２９日の法案採決が見込まれるが、金融機関の不良資産の買い取り価格などはまだ決まっておらず不透明感も残る。

　きょうの東京株式市場では「前週末は法案の行方に不透明感があり、日経平均株価も軟調だったため株価の戻りが期待できるが、不良資産の買い取り価格などが決まっておらず、楽観的ムードになるかはまだわからない」（大和証券ＳＭＢＣ・グローバル・プロダクト企画部部長の高橋和宏氏）という。


　英国では、経営難に陥っている国内９位の住宅金融機関ブラッドフォード・アンド・ビングレー（Ｂ＆Ｂ）(BB.L: 株価, 企業情報, レポート)の国有化が検討されるなど、金融不安のステージが欧州に移る気配もある。ベルギー、オランダ、ルクセンブルクのベネルクス３国の政府は、経営が悪化しているベルギー・オランダ系金融グループのフォルティス(FOR.BR: 株価, 企業情報, レポート)に総額１１２億ユーロ出資して救済することを明らかにした。

　市場では「２６日の下落分は戻ったとしても、景気や企業業績への不安は依然強い。上値が重い展開が続きそうだ」（国内証券情報担当者）との声が出ている。

http://jp.reuters.com/