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  • from: 花岡 実太さん

    2009年01月25日 21時28分19秒

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    090125 〔アングル〕野村と大和の10―12月期は赤字幅急拡大、野村は通期で5000億円超の赤字の可能性

    2009年 01月 25日 17:14 JST
     [東京 25日 ロイター] 野村ホールディングス(8604.T: 株価, ニュース, レポート)と大和証券グループ本社(8601.T: 株価, ニュース, レポート)の2008年10─12月期連結決算は、業績悪化に拍車がかかり、ともに最終赤字が大幅に拡大する見通しだ。10月以降の株式相場の急落を背景に投資信託の販売が急速に落ち、収益を下支えしていた募集売出手数料が大幅に減少する。このほか、野村HDはリーマン・ブラザーズ(LEHMQ.PK: 株価, 企業情報, レポート)買収の費用や投資先の株価下落による評価損、大和も株式の評価損計上や法人部門の赤字が重くのしかかり、10─12月期だけでなく、09年3月通期でも最終赤字の可能性がある。複数のアナリストからは、現在の市況低迷が続けば野村HDは2010年3月期も最終赤字になりかねないとの見方も出ている。

     

     <投信販売が急減速、トレーディング損失を補う構図も崩壊しかねず>

     

     野村HDの08年10─12月期(連結・米国会計基準)最終損益について、クレディ・スイスは2646億円の赤字、JPモルガンは3634億円の赤字を予想している。08年4―9月期の最終損失1494億円と比較すると、損失の規模は一段と拡大する見通しで、9月のリーマン危機後の金融環境の悪化が強烈な勢いで打撃を与えているもようだ。

     具体的な要因として挙げられるのが、1)株式相場の急激な低迷による投資信託の販売減少、2)リーマン買収に関連した費用の計上、3)投資先の株価値下がりによる評価損の計上──の3点。特に10月以降の株式相場の急落が招いた投信の販売不振と、リーマン買収にからむ費用負担が大きく響くとみられる。

     

     株式相場は、日経平均株価.N225が10月初めの1万1000円台から、同月末には7162円に急落。その後は8000円近辺で推移している。目先の底値がどこか予測不可能なほどの急落で、個人投資家が投信市場を敬遠。強い販売力を誇ってきた野村の国内営業部門(リテール部門)でも「投信が急激に売れなくなった」(野村関係者)という。野村アセットマネジメントは10月、野村証券で販売予定だった「野村ブラジル・レアル債券投資(毎月分配型/年2回決算型)」の新規設定を取りやめるなど、投信の設定にも陰を落とした。

     

     こうした現状を踏まえ、クレディ・スイスは野村HDのリテール(国内営業)部門の10─12月期税引き前利益はわずか1億1200万円と予想。7─9月期も同利益は4―6月期比3分の1以下の53億円にまで減速しており、さらに急ブレーキが掛かっている計算だ。9月までは証券化商品の評価損計上などで不振が続いたトレーディング部門の損失を投信の底堅い販売実績で補ってきたが、この構図も崩壊しかねない。

     

     <リーマン買収、負担重く>

     

     リーマン買収で発生する費用も大きくのしかかる。アナリストは、野村HDが08年10─12月期決算で計上する買収費用を1000億─1300億円程度と見込む。野村HDは買収費用を総額およそ2000億円と見込んでいるため、09年1─3月期にも追加の費用計上が発生し、通期決算を圧迫する公算が大きい。

     JPモルガンのアナリスト、辻野菜摘氏は、野村がリーマン買収効果を今後どう収益に結びつけるかについて「09年度の後半には会社全体をどう走らせるか、めどをつけなければならないだろう」と指摘する。

     金融危機による世界的な有価証券の暴落も追い討ちを掛けている。10─12月期に野村が計上するとみられる評価損は、保有するアイスランドの銀行債関連が約400億円、投資先の米運用会社フォートレス(FIG.N: 株価, 企業情報, レポート)の株価下落による評価損約550億円のほか、過去に出資した三井生命や野村不動産ホールディングス(3231.T: 株価, ニュース, レポート)などの株価下落も加わる。アナリストによると、総額はおよそ1500億円に達する勢いだ。

     

     <10年3月期も赤字決算の可能性>

     

     JPモルガンは野村HDの09年3月期通期の当期損益を、アナリストの間で最も厳しい5570億円の赤字と予想。2010年3月期についてはトレーディング損益の回復は見込まれるほか、減損処理の計上の重荷も減って営業利益は上向く可能性があるという。しかし、リーマン買収にともなう固定費の増加を補うほどの回復は期待できず、野村HDの株価は10年3月期の赤字の可能性を織り込んでいない懸念が残ると指摘している。

     トムソン・ロイターの集計によると、過去30日間に更新されたアナリストリポート(アナリスト4人)の予想平均値は、09年3月通期当期損益が4643億円の赤字。08年3月期の実績は678億円の赤字だった。

     10年3月期の通期業績の見通しについてアナリストの意見は分かれるが、JPモルガンとクレディ・スイスは、現行のような市況が続けば野村HDの当期損益は赤字と予想。ゴールドマン・サックスは黒字転換を見込む。

     

     <大和も苦境に>

     

     大和証券グループ本社の業績も振るわない。野村のリーマン買収のように大型投資がない分、大和の営業コストは肥大化しないものの、投信の販売低迷は野村と共通する問題だ。法人部門の大和証券SMBCの赤字も重荷となりそうだ。

     四半期ごとの予測数値を出しているクレディ・スイスによると、大和証券G本社の10─12月期は連結当期損益が146億円の赤字、JPモルガンは332億円の赤字を見込む。ともに大和が4─9月期に計上した146億円の最終赤字と同様の規模かそれ以上を10─12月の3カ月間だけで出すという予想だ。

     

     投信の販売低迷で、大和証券グループ(連結)の08年10─12月期の投信販売手数料は、前の期(7─9月期)に比べて半減か60%の減少を見込むアナリストが大勢を占める。「頼みの綱だったリテール部門も収支均衡レベルまで利益水準が低下している可能性が高い」(クレディ・スイス)との声もある。

     法人部門の大和証券SMBCも、引き続き赤字が見込まれる。すでに08年4─9月期決算で大和証券SMBCの当期損益(連結)は425億円の赤字だった。

     

     一連の株価下落にともない、大和証券グループは出資先の三井生命や三井住友建設(1821.T: 株価, ニュース, レポート)の評価損を計上する見通しだ。大和が自己資金投資をした三洋電機(6764.T: 株価, ニュース, レポート)については、昨年、三洋がパナソニック(6752.T: 株価, ニュース, レポート)の傘下入りで合意。パナソニックの三洋買収が3月末までに完了すれば、大和は投資回収利益をおよそ1000億円計上し、09年3月期の当期損益は黒字を確保する見通しだ。

     トムソン・ロイターの集計によると、過去30日間に更新されたアナリストリポート(アナリスト3人)の予想平均値で、大和の09年3月期通期の当期損益は、三洋の投資回収利益を計上した場合、35億4000万円の黒字となっている。しかし、完了しなければ利益計上は4月以降にずれ、大和の09年3月期が最終赤字に終わる可能性もある。

     野村HDは1月27日、大和は同30日、ともに午後3時から決算発表を予定している。

     

    記事中の企業の関連情報は、各コードをダブルクリックしてご覧ください。

     

      (ロイターニュース 江本 恵美記者;編集 石田仁志)

    http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK022142120090125?feedType=RSS&feedName=marketsNews

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