2009年 02月 23日 08:17 JST
　　　　　　　 前営業日終値 昨年来高値 昨年来安値

日経平均.N225　 7416.38 　 14691.41 　 7162.90

　　　　　　　　 -141.27 　 2008年1月4日 2008年10月27日

同3月限<0#2JNI:> 7380

東証株価指数　　　 739.53

ＴＯＰＩＸ先物　　 739.5

シカゴ日経平均先物 7295 （ドル建て）

　　　　　　　　　 7260 （円建て）

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　［東京　２３日　ロイター］　きょうの東京株式市場で日経平均は軟調地合いが続きそうだ。２０日米国市場で、米政府が一部大手銀行を国有化するとの懸念を背景にダウ工業株３０種.DJIが６年半ぶり安値で引けたことなどを嫌気し、薄商いのなか狭いレンジ内での取引が予想されている。欧米での株安を受け、東京市場も下値を模索する展開。外為市場では円安に振れているが、輸出関連株を中心とした買いにはつながりにくいとの見方もある。

　日経平均の予想レンジは７２００円─７４００円。


　欧米の株価が安値圏に下落していることを受け、東京市場も弱含みが継続する見通し。特に米国で金融機関の国有化懸念が広がったことから、金融株を中心に売り優勢の展開が予想される。ばんせい山丸証券ディーリング部長の工藤哲哉氏は出来高が増えていないことを指摘したうえで「積極的というよりは機械的な売り」とし、日中は小動きとの見方を示す。


　また、国内証券情報課関係者は「売り材料は織り込まれているが、先行き不透明感や警戒感などから日経平均は下値を探る展開」との見方だ。セクター別では、円安を背景に輸出株への買いが期待されるものの値動きは鈍く、下値をサポートしても買いにはつながりにくいとみている。ただ、ディフェンシブ関連は物色されるとの見方を示す。


　米株式市場では前週末、国有化懸念を背景に銀行株が売られたほか、米失業保険受給総数が過去最高となったことも相場を圧迫した。銀行株は、金融機関のバランスシートから不良資産を取り除く政府の計画をめぐる懸念を背景に売られた。国有化の対象とのうわさでシティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)やバンク・オブ・アメリカ(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)が下げ、フィラデルフィアＫＢＷ銀行株指数.BKXは１９９２年以来の安値に下落した。ダウが６年半ぶりの安値圏となったほか、Ｓ＆Ｐ５００も一時１２年ぶり安値をつけた。


　（ロイター日本語ニュース　吉池　威記者）

http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPnTK023863720090222