2009年 03月 31日 08:21 JST
　［ニューヨーク　３０日　ロイター］　関係筋によると、米自動車業界の再編をめぐって、当局者は破産法を一部活用する案に傾いている。

　同筋によると、ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)とクライスラー[CBS.UL]を破たんさせず再編することが望ましいとの考えが大勢だが、主要利権者との合意には破産が必要かもしれないとの意見が出ている。

　ホワイトハウスの自動車作業部会のメンバーを務めるジャレド・バーンスタイン氏は３０日、破産法を活用する例として、ＧＭとクライスラーの「業績良好な部分」を「不振な部分」から分離する案を挙げた。

　当局者の間では、クライスラーの「良好な部分」をイタリアの自動車メーカー、フィアット(FIA.MI: 株価, 企業情報, レポート)に売却する案も検討されているという。

　作業部会はＧＭとクライスラーの再建計画の受け入れを拒否。クライスラーには、３０日以内にフィアットと提携で合意するよう通告した。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-37240620090330