2009年 07月 24日 08:05 JST
　　　　　　　 前営業日終値 年初来高値 　 年初来安値

日経平均.N225　 9792.94 10170.82 　 7021.28

　　　　　　　　 （ +69.78） 2009年6月12日 　 2009年3月10日

同9月限<0#2JNI:> 9780

東証株価指数　　　 908.69

ＴＯＰＩＸ先物　　 909

シカゴ日経平均先物 10010 （ドル建て）

　　　　　　　　　 9960 （円建て）

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　［東京　２４日　ロイター］　きょうの東京株式市場で日経平均は続伸する見通し。米ダウ.DJIの９０００ドル台回復と足元の円安基調を好感し、買い先行で始まるとみられている。２３日のシカゴ日経平均先物終値（ドル建て）が１万００１０円となっており、きょうの東京市場でもこの水準にサヤ寄せする形となりそうだ。

　半面、週末や来週以降の国内主力企業の決算発表を前に、利益確定売りも出やすいという。明和証券シニア・マーケットアナリストの矢野正義氏は「今週は午後になると、先物でヘッジファンドとみられる大口の買いが入り、指数を押し上げるパターンが続いている。それを除けば、徐々に様子見姿勢が強まり伸び悩みとなるのではないか」と述べた。

　日経平均の予想レンジは９８００円─１万００５０円。


　２３日の米株式市場は大幅高。ダウは終値で１月以来の９０００ドル台回復となった。好決算や予想を上回る米中古住宅販売の増加を受けて景気に対する楽観的な見方が広がった。３Ｍ(MMM.N: 株価, 企業情報, レポート)やＡＴ＆Ｔ(T.N: 株価, 企業情報, レポート)など景気動向に敏感な企業の好調な業績を受け、第２・四半期の企業決算が当初予想より強い内容となっていることがあらためて確認され、さらに追い風となったという。

　日興コーディアル証券エクイティ部部長の西広市氏は「過熱感への警戒感はあるものの、米企業決算で予想外に良い数字が続き、市場では景気の先行きに明るさが広がっている」とみている。


　一方で、市場では「米国の企業決算はもともとシビアな予想となっていた分、サプライズとなっている。国内企業決算への期待感も高まっているが、本格化するのは来週以降なので、それを見極めてからという投資家も多い」（国内証券）という指摘もあり、株価の急ピッチの上昇に対する懸念も出ている。


　（ロイター日本語ニュース　石渡亜紀子記者）

http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPnTK028546120090723