2010年 02月 19日 15:18 JST
　［ワシントン／パナマシティ　１８日　ロイター］　米金融規制改革に向けた取り組みは、上院の主要議員の間で協議が続くなか、超党派による案が来週まとまる可能性がある。

　米上院銀行委員会のドッド委員長（民主党）と、同委員会メンバーのコーカー議員（共和党）は記者団に対して、中南米諸国訪問中に法案について議論していると述べた。

　外交委員会のメンバーでもある両議員は、中南米諸国訪問は金融規制改革とは関係のないが、この機会を利用し金融規制改革について協議する意向であると述べた。

　ドッド委員長はパナマの米国大使館で開かれた記者会見で「われわれはともに、金融業界の大きな改革につながるものを達成できると楽観視している」とし、「まだそこには到達していないが、取り組んでいる」と語った。

　金融規制改革法案をめぐっては、ドッド委員長とシェルビー共和党議員との間の数カ月に及ぶ取り組みが先月行き詰ったが、今回のドッド委員長とコーカー議員の協議により新たな勢いが生まれている。

　ドッド委員長の広報担当官ブロスト氏によると、ドッド委員長とコーカー議員の取り組みは超党派の合意形成に向け進んでいる。同氏は「われわれはコーカー議員と取り組みを続けており、来週修正案を提出することを望んでいる」と述べた。

　また、コーカー議員は、ドッド委員長との協議は進展していると述べた。

http://jp.reuters.com/article/domesticEquities2/idJPnTK860090820100219