2010年 09月 28日 19:04 JST
　［東京　２８日　ロイター］　アサヒビール(2502.T)は２８日、中国の食品・流通最大手、頂新グループ持ち株会社の第三者割当増資を引き受け、発行済み株式数の６．５４％・５億２０００万米ドル（４３８億円）を出資することで合意したと発表した。アサヒは、中国でビール・飲料事業に加え、食品事業にも展開を広げることになる。

　アサヒの１００％子会社であるエイ・アイ・ビバレッジホールディング（ＡＩＢ）は、すでに頂新の株式を２０％持っている伊藤忠商事(8001.T)と共同で新会社を設立。同新会社を通じて頂新株式を両社で計約２５．２％保有する。アサヒと伊藤忠は、中国における飲料事業に加え、アサヒが日本で展開している高付加価値食品や機能性食品を中心に中国や台湾での食品事業についても業務提携を行う。

　頂新グループが中国で展開する即席めん事業において酵母エキスやフリーズドライ具材の活用や、飲食店での調味料やビールの取り扱いなどの展開を検討するという。　

　アサヒは同時に、中国で飲料の製造販売を行っている康師傅飲品の保有株式３９．９９６％のうち８％を頂新に５億２０００万米ドル（約４３８億円）で売却する。康師傅飲品はこれまで、康師傅が５０％、頂新が１０％、アサヒが４０％を出資していたが、売却後は、康師傅が５０％、頂新が約１８％、アサヒが約３２％となる。

　康師傅飲品の株式売却益３３０億円は２０１０年１２月期に特別利益として計上する。

　アサヒは、頂新株式の取得と康師傅飲品株の売却を同時に行う。今年１０月末をめどに完了する予定。

　今回のフィナンシャルアドバイザー（ＦＡ）はシティグループ証券と日興コーディアル証券、リーガルアドバイザーは森・濱田松本法律事務所が務めた。　

　　＜西宮工場を11年8月末で閉鎖＞　

　また、アサヒは工場再編についても発表した。西宮工場（兵庫県西宮市）の製造を２０１１年８月末で終了し、機能を吹田工場（吹田市）に移管する。約１３０人の社員については、アサヒビールグループの工場を中心に配置転換を行う。これにより、年間約４５億円のコストダウン効果を見込んでいる。

　工場閉鎖に伴う特別損失２０５億円は２０１０年１２月期に計上する。なお、西宮工場跡地の活用については、今後検討を進める。

　以上を踏まえた業績予想については精査中としながらも、７月３０日に公表した予想数値から、現時点で変更はないとしている。　　　　

　（ロイター日本語ニュース　清水　律子記者）

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-17412120100928

////////////////////////////////////////////////////////////

前々から決まっていたことだから仕方ないのかも知れませんが
どーなっても、ワシャー知らんぞ￥￥￥