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from: 花岡 実太さん
2010年10月29日 08時28分59秒
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日銀展望リポート:識者はこうみる
2010年 10月 28日 17:16 JST
[東京 28日 ロイター] 日銀は28日、2012年度までの経済見通しを示した「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)を発表した。日本経済の先行きについて、「わが国経済は、景気改善テンポがいったん鈍化した後、緩やかな回復経路に復していく」との見方を示した。
市場関係者の見方は以下の通り。
●CPI見通しは強気との印象
<みずほインベスターズ証券 チーフマーケットエコノミスト 落合昂二氏>
日銀が発表した「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)を見ると、消費者物価指数(CPI、除く生鮮食品)予測の大勢見通しの中央値は、2012年度が前年比プラス0.6%、11年度見通しは同プラス0.1%となった。2012年度に向けてプラスが上がることを想定している。強気な見通しと受け止めている。
ただ、日銀包括緩和策で導入した時間軸は、日銀が「中長期的な物価安定の理解」で安定的な物価上昇率の中央値としているプラス1%程度としているため、それに届くことはなく、時間軸は縮まることはないとみている。
基準改定に関しては、新基準で行けば、かなり下振れていくことになり、ゼロ金利期間が長引く可能性がある。
●CPI見通しによる時間軸は3年か
<パインブリッジ・インベストメンツ 債券運用部長 松川忠氏>
専門家によると、5年債利回り0.3%という水準は時間軸を3年程度織り込んでいるようで、これがきょうの金利低下で4年に近づいた感じではないか。ただ「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)では消費者物価指数(CPI)は「2012年度にかけてプラス幅を拡大させていく」という見通しを示しており、1%に近づいていく絵が描かれている。政策委員の大勢見通しの中央値は2011年度が0.1%で、2012年度が0.6%なので、じわじわと実質ゼロ金利政策の解除に近づくイメージだ。2012年度の見通しを踏まえると、2013年度に1%程度になる可能性があり、ここで解除されれば時間軸は3年くらいになる。きょうはフライングしたような感じで5年ゾーンが買われたが、展望リポートだけをみるとネガティブな印象だ。
●CPI見通しは前向きなメッセージ
<東京海上アセットマネジメント投信 シニアファンドマネージャー 久保健一氏>
日銀による「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)の消費者物価指数(CPI)予測に関し、何としてもプラス圏にしようとの前向きなメッセージと受け止められる。ただ、内容に関しては2011年度、2012年度とも強気な見方との印象を受ける。この予測を実現するためには、アナウンスメントによって量的緩和を継続するなど、期待感に働きかける政策が求められる。実物とマネーによる対策が必要だとみている。
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-17886420101028-
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