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from: 花岡 実太さん
2010年10月29日 12時46分35秒
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日経平均が続落、円高と弱い鉱工業生産で買い減退
2010年 10月 29日 11:57 JST
[東京 29日 ロイター] 前場の東京株式市場で日経平均は続落した。外為市場で80円後半にドル安/円高が進んだことや9月鉱工業生産指数が予想を下振れしたことを受け、先物主導で下落した。
来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀政策決定会合の前倒し開催を控え積極的に動きにくいなか、引き続き国内企業の業績を手掛かりとする取引が中心。売りはそれほど大きくないが、買いが弱い状況という。
前場の東証1部騰落数は、値上がり235銘柄に対し値下がり1312銘柄、変わらずが99銘柄だった。東証1部売買代金は6269億円。
東京市場は来週のFOMCや前倒し開催の日銀定例会合などを前に動きにくいなか、外為市場でドル/円が81円を割り込む円高が進んだことや、9月鉱工業生産が市場の予想を下回ったことで先物主導で下げたという。日経平均は序盤に9300円を割り込んだ後、中盤には一時9200円を下回った。9月15日以来の安値圏。
経済産業省が29日発表した9月鉱工業生産指数速報(2005年=100、季節調整済み)は前月比1.9%低下の92.5となり、4カ月連続の低下となった。ロイターの事前予測調査では前月比0.6%低下と予想されていたが、発表数値は予想を下回った。生産予測指数は10月が前月比3.6%低下、11月が同1.7%の上昇となった。
対ドルで80円台に入った円高と鉱工業生産が弱かったことで買いが引いているという。市場では「来週にかけてイベントが目白押しであり、売りがそれほど出ているわけではないが、円高と弱い鉱工業生産で海外勢の買いが引いたようだ。ただ年金など国内機関投資家の買いが期待できる水準に入ってきており、下値も限定的ではないか」(大手証券トレーダー)との声が出ている。
ただ、全般的には模様眺めムードが強い。チャートは下放れを鮮明にし、売りを誘う展開だった。市場関係者によると「先物でまとまった売りが出たことをきっかけに下げ幅が拡大。当面の下値メドを割ったために売り仕掛けが出た可能性もある」(証券ジャパン・調査情報部長の大谷正之氏)という。
個別銘柄では前日中間決算と通期業績予想を発表した任天堂(7974.OS)やシャープ(6753.T)が注目された。シャープは通期の連結営業利益予想を前年比73.4%増の900億円に下方修正したことを受けて一時前日比55円安の789円に下げ、9月1日に更新した年初来安値に迫った。一方、任天堂は通期見通しは据え置きだったが今中間期に連結当期損失を計上したことから弱含んだ。
(ロイター日本語ニュース 吉池 威記者)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-17905320101029-
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