2011年 04月 27日 19:25 JST
　［北京　２７日　ロイター］　中国国家外為管理局（ＳＡＦＥ）の李超副局長は２７日、人民元の先高感や中国の比較的高い金利水準を背景に、中国への投機マネー流入が一段と増加しているとの認識を示した。中国証券報が伝えた。

　そのうえで、中国はイレギュラーなホットマネーの動向を監視するとともに、その流入を食い止め、インフレを加速させないよう最善を尽くす、との考えを示した。

　副局長は、中国企業によるかつてないほど高いローン需要も投機的な資本流入を後押ししていると指摘。

　一方、長期的に過剰なマネーの問題に対処するには、資本勘定を自由化し、資本流出を認めること以外に方法はないとの考えを示し、それは人民元の改革を通じて加速させることのできるプロセスだ、と指摘した。

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK889741520110427