2011年 06月 23日 14:14 JST
　［エルサレム　２２日　ロイター］　ゴールドマン・サックスのストラテジスト、アビー・ジョセフ・コーエン氏は２２日、米国の株価は適正水準を１５％程度下回っている、とし、投資家はやや悲観的になりすぎている、との認識を示した。会合の合間、ロイターに対して述べた。

　「実現可能性が高いシナリオは投資家の見方より明るい」と述べた。

　同氏は、Ｓ＆Ｐ総合５００種指数は年末までに１４５０、今後１年で１５００に達する、としている。２１日終値は１２９５．５２。　

　同氏は、投資家の警戒感が強い今こそ買いの好機、と指摘。「循環株に注目している。米国は、ハイテク、通信、コンピューターソフトウエア、アプリケーション、航空機、航空電子といった分野に強みがあり、米企業はこうした分野において、大きな収益を上げている」と述べた。

　同氏は、米経済については、再びリセッション（景気後退）に陥るとは思わないと述べる一方「景気は減速はしている」との見方を示した。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21853120110623