８月29日（ブルームバーグ）：７月の米個人消費は市場予想を上回る伸びだった。

米商務省が発表した７月の個人消費支出（ＰＣＥ）は前月比0.8％増加と、今年２月以来で最大の伸びだった。ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値は0.5％増だった。個人所得は前月比0.3％増加した。

バンク・オブ・アメリカ（ＢＯＡ）のシニアエコノミスト、ミシェル・マイヤー氏は、「７月の統計内容は所得も支出も健全な伸びを示している。しかし、これは８月初めの信頼感が低迷する前の内容なので、実際の消費がどうかを示していない」と述べた。

７月の賃金・給与は前月から0.4％増加。貯蓄率は５％と３月以来の低水準に下げた。前月は5.5％。

７月のＰＣＥは、インフレ調整後ベースで前月比0.5％増と、2009年12月以来で最大の伸び。インフレ調整前ベースで、自動車などの耐久財消費は２％増、サービスの消費が0.5％増だった。

ＰＣＥ価格指数は７月に前年比2.8％上昇と、前月と同率の伸び。食品とエネルギーを除くコア価格指数は前年比1.6％上昇した。前月比は0.2％の上昇。

更新日時: 2011/08/29 23:21 JST

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