マイクロチップは、どうぶつの体（背部の首の下あたり）に埋め込むチップ。

世界でひとつの番号が記憶されているので、その番号とともに
プロフィール登録しておけば、リーダーで読み取ることで固体識別ができる、
つまりどこのだれなのかわかるというものです。

耐用年数は30年くらいなので、0歳で挿入しても
犬や猫の寿命をカバーするだけの余裕はあるんです。
だから、入れるのは一生に一度だけ。

わが家の祭も、おととし迷子になったのをきっかけに入れました。
鑑札がついていたのと、保護してくれていたご家庭で、
届け出をしていてくれていたため、鑑札の番号と祭の登録が
マッチして、無事に帰ってはきましたが…。

以前から挿入しようと思っていたにもかかわらず、
なんとなく先延ばしにしてたため、迷子にしてしまったとき、
不安や後悔の気持ちでいっぱいになりました。

もう二度とこんな思いはしたくないし、祭にも申し訳ないことを
したと猛反省し、その後すぐに挿入しました。

もし鑑札が取れてしまっていたら…。
祭は帰ってこれなかったか、見つかるのにもっと時間がかかったでしょう。

地震などの災害、とくに今回のように津波を伴う場合、
鑑札や迷子札が破損や紛失する可能性は、とても高くなります。

挿入と登録が面倒ですか？
異物を入れるのがかわいそうですか？
お金がもったいないですか？

挿入にかかる時間は、ものの数分。
本人は、何が行われたのかまったく気づかないほど。
動物病院によって異なりますが、金額は5000円前後。

どこの誰かさえわかれば、家族と再会できるのです。
わからないばっかりに、つらい時間を過ごしたり、
消えていく命もあるのです。

彼らは野生でも野良でもない、家族です。
私たちが責任をもつべき、守るべき命です。

マイクロチップの挿入、ぜひ真剣にご検討ください。