産経新聞より
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100407/crm1004071220012-n1.htm

埼玉県飯能市坂元の正丸峠付近で犬約１００匹の死骸（しがい）が見つかった事件で、県警生活環境２課と飯能署は７日、廃棄物処理法違反（投棄禁止）の疑いで、同県三芳町藤久保、ペット葬儀業、阿部忍容疑者（７１）を逮捕した。

生活環境２課の調べでは、阿部容疑者は３月２６日〜３１日ごろまでの間に、飯能市坂元の山林に犬の死体を捨てた疑いが持たれている。

同課などは７日、阿部容疑者の自宅兼店舗や犬の死骸を運んでいたとみられるワゴン車などを家宅捜索した。

捜査関係者によると、阿部容疑者はペット葬儀を専門とする店を個人経営していたが、法人登記はしていなかった。

県警では、本人が飼い主から個人的にペットの葬儀を依頼され、不法に処分していた可能性もあるとみて調べている。

この事件では、２月下旬に東京都内のペットサロン関係者が飯能署に相談。

同署や市が確認したところ、大半がマルチーズやシベリアンハスキーといった純血種の犬の死骸が道路脇のがけ下に５〜６キロにわたって捨てられていた。

犬は成犬から子犬までおり、犬用の服を着ていたり、耳にリボンを付けるなどしていたため、県警では大量の愛玩犬を扱う業界関係者が継続的に投棄していた可能性があるとみて調べていた。

県警は２４時間体制で監視カメラを設置するなどして捜査。監視カメラの映像や現場の遺留物の分析から阿部容疑者が浮上した。