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from: ころころ。まんまる。さん
2012/02/16 10:17:20
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父の話
《手当て》
小さい頃の少しイタイ切ない想い出…
小学一年生の1学期終業式を終えたあと…明日から夏休み〜♪とワクワクしながら帰った通学路
交差点で少し前に歩いていた男の子…近所で仲の良い(私だけがそう思ってたかも〓)同級生を見つけて、急ぎ足で追い付こうとした瞬間…
気が付いたら…私の左足の上に大型ダンプのタイヤが…ゆっくりと…ゆっくりと乗っかって…
イタイ…と泣き叫んでる私にダンプカーは気が付かない
気がついた近所のお店のおばちゃんが『子どもがひかれてる』と叫んで
ダンプカーの後ろにいた乗用車のおじさんが…そのままひき逃げしそうなダンプカーを止めてくれたり
病院がたまたま交差点にあって…誰かが連れてってくれた
記憶が曖昧
でも…私が追いかけてた男子は騒ぎに気がついてなくて、姿が遠くなっていったのは覚えてる^^;(切ない記憶)(笑)
幸い…ダンプカーの積み荷は空っぽだったのと、ゆっくりとタイヤが乗っかってたことと…子どもって身体が柔らかいのかな
骨折もなく左足全体が打ち身って感じの傷
だから湿布だけ(@_@;)確か…交差点の病院って内科だったような(当時はお医者さんと言うだけで、全ての万病は治せると思っていたのかな)
明日から夏休み…という前日に怪我
骨折はしてないものの…痛くて歩けない
その年の夏休みの記憶は近くの森の木陰で、ゴザを敷いてママゴトばかりしてたことしか覚えていない(きっと…そんな毎日だったんだろうねぇ)
夏休みが終わって2学期の始業式にはミンナと集団登校してた(^-^)
すっかり完治してるはずの左足…でも水に長く冷やしたり、冬の寒さには痛みが…
痛くてシクシクと泣いてると…必ずお父さんが『よしよし』と左足をさすってくれてた
太い指で、手のひらは工場の部品を触ったりするからガサガサなんだけど
『よしよし』と言いながら左足が温まるまでさすってくれて…イタイのが消えていくような
この歳になっても…
時々…どこか…撫でてもらいたくなる
イタイ時はなおさら^^;
手当て…って
『おまじない』みたいなものなんかな
痛くなくても…『おまじない』…よしよし…
(笑)
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