【平成２４年８月３日　長岡花火大会　正三尺玉】

まったく６０年とは早いものです。高校卒業が１８歳だと思うので、卒業して４２年になるのですね。

高校時代を思い出すと、自分は確か創立１００周年祭イベントの実行委員をやってた記憶があります。記念行事のひとつには盆踊りをやりましたね。やぐらを１万５千円の予算で野球場に作り、長岡市役所の職員の方に踊りの全体稽古の指導をお願いしてなどなど、あの若い頃を思い出します。あと、なんといってもサッカー部（ゴールキーパーでした）だったので、練習や練習が終わってグラウンドから体育館下の部室に戻るときに、テニスコートや野球場に目をやりながら、他のクラブの仲間と声を掛け合ったりしたシーンを思い浮かべます。野球部のワサとかヒロトシとか。今はふるさと飲み仲間ですが、当時はほとんど会話したことの無かった水泳部のカワベとか、バスケのカズヒロなんかと体育館の下ですれ違ったりしたことも思い浮かべます。なにしろ、みんな格好良かった。あと、体育館の中の人だったけど、卓球のジョーショーや柔道のオーモリなんかも。とても懐かしい良き時代です。
卒業式の日、詩吟熱血先生が校歌にもある、「蒼紫の森に生い立てる若木は国の柱とぞなれ」と送り出してくれたことが思い出に残ります。

学生時代は、最初の頃は日吉の３畳一間に住んでいましたが、主に戸越公園（６畳一間）に住んでいました。大学のある大岡山へは大井町線で通っていましたが、後半は家庭教師などのアルバイトして稼いだお金でＨＯＮＤＡのスポーツ（Ｓ１３００）の中古車を購入。お金が無いはずなのに、眠いのを我慢してまで、よく都内を乗り回していました。なので、都内の道はよく知っていて、よく大学の友人の引越しをトラックをレンタルして手伝ったりしていました。勉強は試験管を振ったり、芝生の校庭を横切ってコンピュータセンターに分子構造解析プログラムをカード箱で持っていって実行したりでしたが、あまり一生懸命勉強したとは言いがたい状況でしたね。大学の校門で４人目が見つかったと急遽、中国語講座に引き込まれることが多かったです。１５人くらいの芝居グループの役者兼座長となって明大前の宇宙館というアングラ劇場で芝居興行、なんてこともしたりしました。１０年くらい前に、会社での上長となった年下の女性が、なんと同じ劇場で芝居をしていたということを知り、なんという偶然なのだと驚いたこともありました。

会社に入社するときが、これがとっても大変でした。会社訪問は３２軒で、やっと２軒だけＯＫをもらいました。結局、外資系のＩＴメーカに入りましたが、もう一軒は銀座にある貿易会社。わざわざ専務が面接にこられました。もし、そっちの会社に入っていたら、自分の人生はかなり大きく違っていたんだろうなと今でも時々思ったりします。ＩＴ企業に入社した後は、テープのマウント係りでもするのかなと思いきや、思っていたよりもかなり違っていて、システムのセリングや設計、実装時のトラブル対応など技術的にいろいろなことをやりました。今年２月に６０歳になりましたが、同じ仕事を今も続けています。外資系なので、海外出張は多いだろうと思っていましたが、やはり多かったです。アジアやヨーロッパはもちろん、一番行ったのはやはりアメリカ。仕事ついでに訪れたところで、また機会があれば訪れてみたい場所がいくつかあります。US西海岸のヨセミテ公園のハーフ・ドームをAhwahneeホテルのレストランのガラス張りから真上を見上げたシーンや向かいの見晴台から見たシーン（生まれて初めて自然を前に感動して１時間硬直して見つめていました）とか、UK　Hursleyの教会裏のパブ（生涯最高のビール）とか、スイスのGrindelwaldから見たアイガー北壁とか。。

これからは、あともう少し仕事をして、その後は、のんびり自分の好きなことができたらいいなと思っている今日この頃です。

３年４組　大内　Ｊ