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  • from: きくちゃんさん

    2017年04月13日 14時15分07秒

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    小説 一志の生き方第2話

    一志の生き方第二話

    母親は一志の手を握り泣いていた。
    程なくして救急車が病院に到着した、救急隊の人が一志を救急処置室に運んだ、先生達も掛けつけた。
    すると母親が「先生!ウチの息子を助けて!」と拝むように言った。
    そして先生が一志を見て驚いた「これは酷い」先生が救急隊の人に「最善は尽くしますけどウチでは助からないかも知れません。
    だからもっとたくさんの処置が出来る病院で診て貰った方がいいですよ。
    まだ子供さんだし」と話しました。
    すると救急隊の人が「古賀町に久留米大学病院から開業してる先生が居るので、そちらに運びましょう」と言う事になって、古賀町にある山下病院に一志は運ばれた。
    知らせを聞いた一志の身内が古賀町の山下病院に集まって来た。
    一志の父親は大型トラックで長距離の運転手をしていた。
    父親は荷物を積み込んでフェリーに乗るために、フェリー乗り場で待機していた。
    フェリー乗り場の事務所に電話が入った。
    「○○運送の山本一輝さん、いらっしゃいましたら事務所までいらしてください」と放送が流れました。(当時まだ携帯電話がない時代なので。)
    父親はすぐに事務所に行った「はい山本一輝ですけど。
    と事務所に入って行ったら事務員がお電話ですよ、言って父親が受話器を取った「はい、山本一輝です。」とすると母親が「あんた!一志が一志が」と涙声で叫んだ。
    父親は「恵美、一志がどうしたんだ?」すると母親が「一志が跳ねられた!」父親は「何!それで一志は?」母親が「意識不明なの!」父親は「分かった、すぐに帰るから、なんて言う病院だ!」母親に尋ねた。
    「古賀町の山下病院よ」と言うと父親は「分かった」と言って電話を切った。
    父親は自分の会社に電話をして、自分の息子が交通事故に遭った事を話して、トラックは船会社の職員に乗せて貰い自分は飛行機で帰る事を伝え、会社の人に船が九州に着いたらフェリー乗り場までトラックを取りに来て貰えるように手配をした。
    そして自分は飛行機で帰った。

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