焦る必要もないが、のんびりしている時間もないのが人生だ。
次、また今度、では悔いが残る事を…ボクはこの時に思い知った.。o○

「あの時こうしていれば」と、もう思いたくない。

トニックシャンプーを見るたびに思い出す、ダチの弟の笑顔・・・
思い出す事が供養になるなら、ボクは一生…ダチの弟の笑顔を、思い出すよ。

ダチの弟のご家族が知らないボクとの約束…
ボクとダチの弟しか知らない約束…
兄貴の方に、いつか思い出話として打ち明けたいと思ったが…
今ではその兄貴とは付き合いがない.。o○

実はダチの弟からトニックシャンプーをせがまれた時、ボクは売店を一度見ている。
「もう一本買って渡してやろうかな？」との思いが一瞬よぎった。。
でも次がある…「次がある」・・・
そう思って「また今度」・・・　でも次なんか、、なかった。。。

半分以下のトニックシャンプーで髪の毛を洗うダチの弟。
「なにこれ💦頭が冷たくなってきたっ💦」と大興奮…
この時ボクは、こんなに喜ぶならもっとトニックシャンプーを残しておいてやれば良かったとの思いから、ダチの弟に「次は１本分使わせてやるよ」と約束した。

でも…次はなかった。　次の日その弟さんは亡くなってしまった。

１週間後、その日もボクらは近所の公園に集まり、銭湯に出かけた。
銭湯に行く途中…
ダチの弟はボクのズボンをスッと下ろそうとイタズラを仕掛けてくる.。
１週間あってなかったからか？　少し照れくさそうに笑っていた。。。

お風呂屋さんにつくと、ボクはシャンプーを忘れてきた事に気づいた。
ダチからは「俺のを使えよ」と言われたが、ボクは銭湯で売られている
当時８０円のトニックシャンプーも好きだった事もあり、トニックシャ
ンプーを買って浴場に入った。

ボクが髪の毛を洗おうとすると、またダチの弟がやって来た。
シャンプーを見せびらかしながら「貸さないぞｗｗｗ」とおちょくって
くる。
ボクは「いいよ、シャンプー買ったからｗｗｗ」と、小さい容器に入っ
た緑色のトニックシャンプーを見せると、ダチの弟は興味を示し、
「少しくれ！」と言い出した。

「やだよ」「くれよ」「やだよ」「ちょうだい！💦」…
ボクもこの時は少しイジワルで、ダチの弟をからかった・・・
でも８０円で購入したトニックシャンプーは１回分だし、量に限りがあ
る・・・なのでボクは自分の分を取ってから、ダチの弟にトニックシャ
ンプーを容器ごと渡した.。o○

ダチの弟…最初ボクとは微妙な関係だった。。　
ボクからすれば「生意気なヤツ」に感じたし、年が下なので面倒も見なくちゃならない…どちらかと言えば「足手まとい」と思っていた部分もある。

でも、なぜかボクになついた…
その弟の兄貴からはよく「サニーは犬にも年下にも舐められるｗｗｗ」と言われた。
でも他のダチは、その弟のわがままを許さなかった…殴りつけて泣かしたダチもいる。
でもボクは、自分が末っ子と言う事もあり…ジャレついてくるダチの弟を嫌がりながらも、「あ～ボクにも弟がいたら、こんな感じなのかな？」と思いながら接していた。

トニックシャンプー…
なんで後悔と謳ったトピの１コメ目に「トニックシャンプー」なのか？
それはボク以外わからない。。。
でもボクは、スーパーなのでトニックシャンプーを見ると…いつもダチの弟を思い出す。

小学校の時、ボクはダチ達とよく銭湯に行っていた。
「銭湯に行く」と言えば、ドコの親でも簡単にお金を出す…その上、夜集まる口実にも銭湯は効果的だった。

大体、ボクも入れて３、４人で銭湯に行っていた。
これについてきてたのが、ダチの一人のうちの弟だった.。o○

　　　　　トニックシャンプー