あくまで私個人の感想です。
まず事前にアニメーション版を観て、結末を知っているので、だから終始安心して、笑って観られた部分はあります。

自分の中では、『面白い』映画でした。面白いというのは趣深いとかいうことではなくて、単純にクスッと笑える、ジョークに溢れたコメディ要素多めのユーモラスな楽しい映画、という印象でした。
ただそれは英語の言葉遊び要素もあるので、吹替だとどうなのか分かりません。

ディズニー映画ってシリアスな場面でのガス抜きがうまいと思うのですが（アナが大変な時のオラフとか、アラジンが大変な時のジーニーとか）、今回もあのカエルや、ジャンバ博士とプリークリーが良い味出してたなぁと思います。

アニメーションと実写の違いで感じたのは、社会問題をきちっと入れてきたなということです。アメリカ国民とは誰なのかとか、保険制度とか。それだけに現実味も増してみえます。

あとはナニが、家族のための自己犠牲から逃れられたのが良かったかなと思います。一緒に同じスペースに存在することだけが家族ではないというか。家族という縛りから解放されて、家族から離れて自分の為に生きることも必要、でも心が繋がっていれば家族、というのが描かれていて、ナニが救われたなと思います。

残念だったのは、みにくいアヒルの子が出ないことと、リロ役のマイア・ケアロハさんの、オーディションでのフラ動画だけ先に観ていて、本当に素晴らしい才能の持ち主だと思ったので、もっとフラシーンを観たかったなということです。

あとは興味のある方はいないかも知れませんが、エンドロールでのストリングスの紹介でcelloがcelliになっていたので、あぁこういう時って複数形使うんだ…！と勉強になりました。

オリジナルで観たので、完全に理解はできていないとは思いますが、ハワイ先住民の血を引く方のネイティブの言葉を、滝のように浴びることができて幸せでした。
ハワイが懐かしく思うとともに、エルヴィス・プレスリーを沢山聴いてみたくなりました☆

たぬきさん

リロと離れたくなくて一生懸命なナニが、健気で泣けました。
ナニだってまだこどもと言ってもいい年齢なのに、保険制度とかどうすればいいか、わかるの？誰か大人が手を差し伸べてよ！と思いながら観てました。
最後に夢が叶ってよかったですよね！