三年前の春の選抜
近くの公立高校、ノーシードから
あれよあれよと言う間もなく、甲子園の常連校を
打ち破り、春の決勝戦まで勝ち進んだ
近くの学校が出場する、という事で
地元のファンが球場に駆け付けた
一回戦は難なく突破したものの、二回戦で
無名校に惜しくも夢破れる、勝敗は、時の運と言いますが
正にそれを地で行くような結果に落胆す
僕もそうでした、夏の大会が終われば、暫くの間
蝉の抜け殻のような生活が続いたことを思い出し
足は自然に我が母校に向く
野球から離れる、三年生に一言、行ってあげたくて。